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シーリングライトを修理してみる

2011年8月21日  2016年2月21日 
右手前のヤツが若干膨らんでおります
新機種の導入により一時リタイアしていたシーリングライトですが、時間ができたので分解してチェックしてみることに。

まずは症状のおさらいなど。当初は軽いチラツキがあるだけで、少し待つと安定という状態だったのですが、その後チラツキが激しくなると同時に通常点灯しなくなり、ついには点滅するようになってしまいました。

経験則的にコンデンサがおかしいのだろうと予想しランプを分解してみると、それを発見しました。3つある大きなコンデンサのひとつが若干膨らんでおります。液漏れは無いようなので、容量抜けな雰囲気。

一応基板を取り出して焦げ付きやハンダクラックなど、見た目を中心にチェックしてみたのですが、おかしなのは先のコンデンサのみ。こいつが原因であると判断して、パーツを交換してみることにします。

なお、コンデンサには電気が蓄えられている場合があり、取り扱いを間違えると感電などの事故を起こす可能性があります。今回の場合、特に大きなエネルギーとなっておりますので十分に注意して作業を行います。

様子がおかしいコンデンサのスペックは「220μF/180V/105°C」というモノ。あまり一般的な品とは言えず、入手も少々面倒です。そんな時にありがたいのが専門店。そこで秋葉原ラジオセンターにある「三栄電波」に行ってきました。

手前が新たに購入したコンデンサ
現物を持参して「これと互換性のあるヤツちょーだい」と言えばサクッと出てきます。さすが専門店。

新たに購入したコンデンサは「220μF/200V/105°C」で、上位互換となる品です。サイズはひと回り小さくなっておりますが、足はまったく一緒なので、問題なく使用可能です。ちなみに、お値段は530円でした。

「秋葉原なんて遠すぎる!」という方には、同店のWebショップにて問い合わせフォームを利用するがよろしいかもしれません。

既にコンデンサは取り外し済みなので、作業は新しいコンデンサをハンダ付けし、ランプを組み立てるだけ。その際には、分解時に取り外したコネクタやパーツなどを忘れずに元の状態に戻しておきます。

分解は手探りなので少々時間がかかりますが、組み立ての方は手順が見えているのでサクサクと進みます。

最後は動作のチェックです。マニュアル通りに設置して壁面スイッチをONにすると、普通に点灯しました。リモコンもきちんと動作します。しばらく点灯させてみましたが、特に問題はない様子。修理は成功したようです。

無事に修理できたシーリングライトですが、既に交換してしまった方はそのまま使用することにして、別室にある古いランプと交換することにします。

実はこのランプも故障しており、40W+32Wという組み合わせの片方しか使えません。けれども、物置的な部屋なので少々暗くても問題はなく、修理する気にもならないほど古い器具だったので、そのまま放置しておりました。

このランプが無くなったことで、すべての部屋が正常な照明器具になりました。って、それが普通な訳ですが...。

思い入れのある器具や、ウチのように「直るなら別の場所で使いたい」などの場合には修理も有効な手段となります。けれども、素人の作業であり、いくつものリスクが伴うため、お勧めはできません。

もし、「やってみよう」と思い立った方には、自己責任において、十分注意した上で作業に挑んでくだされ。


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