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[HW-01C] セッティングを詰めてみる

2012年1月8日  2012年3月10日 
公園でネット三昧
モバイルWi-Fiルータである『HW-01C』ですが、セッティングを進めていく内に、いくつか分かったことがあります。

ひとつはウチの『ICONIA TAB A100』との組み合わせにおいて使えないWi-Fiチャネルがあること。鬼っ子であるIEEE802.11bの14chが使えないのは致し方ないとしても、12ch/13chも使用不可です。(状況が変わりました。文末参照のこと)

『HW-01C』ではきちんと13chまでサポートされており、PCの「inSSIDer」でも電波を確認できます。「何事?」と、しばらく悩んでふと思い出しました。米国では12ch/13chの帯域が使用できず、この仕様に沿ったデバイスではそれらのチャネルが無効になっています。

まさに、ウチの輸入版『ICONIA TAB A100』がそれに該当する訳であります。もちろん、言語には「日本語」を選択しているのですが、それでは解決できない様子。国内モデルでは問題ないのかしら?

とりあえずの思い付きでbuild.propをいじってみることに。

ro.product.locale.language=jp
ro.product.locale.region=JP
ro.wifi.channels=14

...といった感じで変更してみましたが、この程度でどうにかなるような問題ではありませんでした。うむ、残念。

使えるチャネルが少なくなるだけなので、さほど深刻な問題ではないのですが、『HW-01C』のWi-Fiチャネル設定を「Auto」にした際に12ch/13chが選択されてしまうと困ったことになります。

幸いにして、今のところはそういった事態には遭遇しておりませんが、予防的措置として適当なチャネルに固定した方がよろしいのかも。

続いては、省電力関連。『HW-01C』はバッテリがフル充電の場合で4時間くらいは持つようなのですが、使い方次第では、もっと短くなりそうな気配も。特に3Gを繋げっぱなしにするとモリモリと残量が減っていきます。

自動切断の設定は必須でしょう
この問題に対処するのが、「3G設定」→「接続モード設定」内にある「切断時間(分)」。読んで字のごとく、自動的に切断してくれる機能であります。

例えばこれを「5」に設定すると、3G通信が5分間使用されなかった場合に自動で回線を切断してくれます。

また、その上の項目「インターネット接続モード」を「オート」に設定しておけば、必要時に再接続してくれます。

ちなみにこの項目、「マニュアル」を選ぶこともできますが、『HW-01C』に物理的な接続ボタンが存在しないため、あまり意味のない設定となっております。「マニュアル」状態で3G回線をオンにするにはWebブラウザから設定ツールを使わなくてはなりませんのでご注意を。

さらに、「無線LAN設定」→「無線LAN基本設定」内の「無線LAN自動オフ時間(分)」を最小値の「10」にしておけば、10分間Wi-Fiが使用されなかった場合に自動でオフにしてくれます。

ただし、Androidの場合、アプリやシステムがバックグラウンドでWi-Fiを使用することが多く、明示的にWi-Fiをオフにするか、別のアクセスポイントに切り替えるか、あるいはAndroid端末がディープスリープに入った場合に有効となります。

経験則的に、Wi-Fi接続で使用する電力は3G通信よりもはるかに少なく、あまり気にする必要はなさそうです。それでも切れる時にはきちんと切れるので、設定はしておいた方がよろしいでしょう。

なお、Wi-Fiが自動でオフになった場合には、『HW-01C』の電源スイッチを短く押すことで目を覚まします。

3G(とWi-Fi)の自動切断により、『HW-01C』未使用時の電力消費を大幅に抑えることができます。ネットをちょこちょこ使う分には『HW-01C』の電源を切らなくても1日くらいは余裕でOK。何かのご参考になりますれば。

***Edit***
『ICONIA TAB A100』にリーク版ICS(Android4.x)を入れたところ、12ch/13chが使えるようになりました。


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