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ネジ周りのお役立ちアイテム

2012年2月17日  2012年2月17日 
ネジのお助けツール2点
ネジを締めたり緩めたりする場合には、回しが3割で押しが7割という力配分が基本となります。

締める場合には「押しこむ感覚」になるため意識しなくても何とかなります。けれども、緩める方向の場合そうは行きません。つい基本を忘れて回す方向に注力してしまい、最悪の場合ネジ山を舐めてしまうことになります。

特にプラスネジの場合、押しが弱いとドライバーを押し返す「カムアウト」という現象が発生するため気をつける必要があります。その辺のことを理解していても、うっかりとやってしまうぐらいなので、それなりの対策は用意してあります。今回はそんなアイテムをご紹介。

まずは、『Screw Grab(スクリューグラブ)』から。こいつをネジの頭かドライバーの先端に少し付けて使用すると、細かい粒子がドライバーとネジ穴のすき間に入り込んでネジへの喰い付きが良くなるというシロモノ。結果的にネジ山のナメを防止できる(かもしれない)という製品です。

中身は、水溶性のゲルと細粒状の滑り止めの混合物で構成されており、事前に良く振ってから使用します。接着剤のように固着することもなく、使用後は拭きとるだけで除去できます。

セールストーク的には、ナメてしまったネジでも使用可能となっておりますが、あまり期待しない方がよろしいでしょう。あくまで、「固く締まっており、うっかりするとナメてしまいそう」なネジに対して使用するのが基本です。

内容量は少なめですが、DIY的に使用するのであれば全然問題ありません。むしろ、あまりに消費しないため、中の水分が蒸発してしまうほど。そうなってしまったら少々の水を添加してよく振ってあげれば元の状態に戻ります。

この『Screw Grab』は、予防措置的に使用するアイテムですが、どうしても外せないネジや完全にナメてしまったネジを外す場合には別のアイテムを使用します。それがENGINEER社の『ネジザウルス』という製品。

先端の加工に秘密が
一見、普通のプライヤーに見えますが、口先に一工夫があります。先端の内側にタテ溝が切ってあり、ネジの頭をくわえた際にガッチリと喰い込みます。このため、確実にネジを回すことができる訳です。

逆に無傷でネジを外すことができないため、最終手段的に使用するアイテムと言えるでしょう。

けれども、ネジ自体をあきらめることができるなら、ネジ山が潰れてしまったヤツはもちろん、錆びついたり固着してしまったネジ、さらには特殊な形状のネジだって緩めることができます。

ただ、本ツールも万能ではなく、頭がまったく露出しない皿ネジなどにはまったくの無力となります。その点にはご注意を。

以前は1種のみ(だったはず)ですが、現在では大きなネジに対応する『ネジザウルスXP』、小さなネジに対応する『ネジザウルスM2』、低頭ネジに対応する『ネジザウルスGT』と、ノーマルを含めた4種類がリリースされております。

ちょっとヤバそうなネジの場合には、先の『Screw Grab』を使うのもひとつの方法。ネジに対するグリップが良くなるので、少し緩めやすくなります。

これらは頻繁に使用するツール、という訳ではありませんが、イザという時のために工具箱に備えておくと、いつかそのありがたみが分かるかもしれません。

どちらもDIYショップやホームセンターなどで入手可能ですが、通販なら楽天市場のこちらのショップがお勧め。ネジそのものはもちろん、関連する工具なども豊富に用意されております。



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