放射線を「見える化」してみる
モノも潤沢に出回っているようで、注文後すぐに発送されてました。「それを必要としている人のために」と遠慮していた方も、そろそろ大丈夫そうな気配です。
そんな訳で、軽くレビューなど。まずは外観から。スティック型の本体は携帯性も良く、計測時のホールド性も良好です。が、デザインはさておき、作りは値段なりの雰囲気。有り体に言うと「安っぽい」です。
液晶ディスプレイも最低限の情報しか表示されません。逆に言えば、プライオリティの低い情報はカットされているため、必要な情報のみを得られるというメリットになるかも。
オペレーションも簡素化されており、基本的には本体横のメインスイッチをONにして待つだけでOK。計測が終わったらメインスイッチをOFFにするだけ。間違いなく誰でも使えることでしょう。
一応サウンドのON/OFF用ボタンとリセットボタンが押しやすい場所に用意されておりますが、これはほとんど使わないかも。電池カバーで隠してしまっても良かったのでは? という気が。その方が簡単操作をアピールできそうです。
サウンドボタンの話が出たついでに、その変態仕様に関して。起動中にボタンを押した場合、現在の設定がOnまたはOffの点滅文字で表示されます。数秒で表示は戻りますが、サウンドの状態は変化しません。
実際に設定を変更するためには、文字が点滅している状態でもう一度サウンドボタンを押す必要があります。これでON⇔OFFがトグル動作で切り替わります。
てっきり、このボタンを押すことで状態を直接的に切り替えられるものと思い込んでいたため、最初は戸惑いました。ボタンを押す→Offが点滅→待つ→通常表示に戻る→ボタンを押す→Offが点滅、というループを繰り返していました。
しかも、マニュアルには何も記載されておりません。個人的にはユーザインターフェース設計にダメ出しをしたいところです。
話が脇道にそれてしまいましたので、レビューに戻ります。電源には単3形乾電池×1本を使用。これはよろしい感じであります。ヘビーに使うつもりなら充電池も利用可能ですが、通常使用ならアルカリ乾電池で十分かと。
パッケージには、放射線の基礎知識から被ばくの防ぎ方、測定方法などが分かりやすくまとめられた冊子が付属します。テレビやWebなどの情報で耳年増になってしまった方にもお勧めの内容となっております。
なお、冊子の内容とほぼ同様のコンテンツが先のWebページでも公開されておりますので、興味のある方はぜひ。
ということで、フィールドワークに出かけてみました。場所は近所の公園。
自宅内では、『エアカウンターS』の測定限界である0.05μSv/h以下でしたが、さすがに屋外、しかも公園だとこの位の値になるのかもしれません。
校正済ではあるので、計測ミスを除けばそれなりに正しい数値が出ているのしょう。
けれども、確信が持てない気持ちもあったりなかったり。比較的近い場所として江戸川区の篠崎公園にモニタリングポストが設置されているので、機会があったらそちらで測ってみたいところです。
初代の「エアーカウンター」は品薄が続きましたが、二代目は割と普通に流通しており近所のドラッグストアでも見かけます。が、どうせなら通販での価格を知っておいてもよろしいかと。例えば楽天市場やAmazon.co.jp
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