LEDシーリングライトを導入してみる
少し前までは随分と高価な印象があったのですが、いつの間にやら2万円前後で買えるようになっておりました。もちろん、相変わらず高価な製品もありますが。
色々な製品をいじり回している内に、NECが2011年9月にリリースした製品が激安で売られているのを発見。それは展示処分品だったのですが、光の感じやシンプルなデザイン、面白げなリモコン辺りが気に入ってしばらくアレコレといじくっておりました。
家に帰ってから色々と調べてみると、なぜかこのモデルは軒並み値崩れを起こしている様子。バカみたいな割引率になっております。いじった感触ではそんなに悪くもなさそうだし、ネット上の評判もおおむね良好。ウラの事情は分かりませんが、これを逃す手はありません。
という訳でサクッと買ってみました。"NEC LIFELED'S"シリーズの"HLDC90801"というモデル。設置予定の部屋には少々オーバースペックとなる~10畳用のシーリングライトです。
モノが届きましたので軽くレビュー的な何かを。
まず外観ですが、シンプルなアクリルカバーは中央部が凹んでおり、潰れた大福のような雰囲気を漂わせています。LEDの光がカバー中央にも当たるよう、こうしたデザインになっているのでしょう。ここは好き嫌いが分かれるかも。
光源には白色LEDと電球色LEDが使用されており、調光はもちろん調色も可能...ではあるのですが、調色という表現は勘違いしやすいような気が。
本機では、アクティブ(白色LEDのみ点灯)、リラックス(電球色LEDのみ点灯)、そしてナチュラル(白色LED+電球色LED)という3つのモード(光色)が選択できます。これが調色なのだそうな。白色LEDと電球色LEDの点灯比率を変更することはできないのでご注意を。
カタログスペックとしては、最も明るいナチュラルの全点灯で4,700ルーメンとなっております。ちなみに、交換前に使用していたパナソニックの"HHFZ4340"では8,970ルーメンもあります。
これらの差がどのくらい実使用に影響があるのか? ちょっと興味があったのでチェックしてみることに。照度計を用い、やや斜め下の位置で明るさ(ルクス)を測ってみました。なお、蛍光管の方は使い古しの状態なので若干ヘタっている可能性もありますのでその辺にもご注意を。
結果は以下の通りです。通常調光というは、機器の調光機能を使用して明るさを落とした状態。普段はこの照度で使用しており「これを下回ると使い辛いかも」というボーダーラインであると思っていただければ。
蛍光管 全点灯 | 蛍光管 通常調光 | アクティブ 全点灯 | リラックス 全点灯 | ナチュラル 全点灯 | |
照度 | 414Lx | 230Lx | 285Lx | 74Lx | 357Lx |
なお、照度計の場合、距離や角度が少し変わるだけで数値が大きく動いてしまうため、絶対値としては意味のない数字ですが、センサーの位置はまったく同じであるため、相対値としては有効に機能します。
最大点灯時の照度はやや"HLDC90801"の方が暗くなりますが、体感的に「暗くなった」と感じるほどではありません。これまで使用していた通常調光は軽くクリアしているので実使用にはまったく問題なし。
LEDが並ぶリング部分が目立ちますが、一応カバー全体に光が回っており、照明機器としての違和感も少なくなっております。また、天井方面にも光が回り込むため「明るさ感」も良好です。
ちなみに、LEDというと熱ダレ(デバイスの温度が上がると暗くなる)が気になるところですが、3時間ほど点灯させた範囲では5%ほどしか照度低下を起こしませんでした。放熱の具合もよろしそうです。
最後はリモコンに関して。さほど機能の多い機器ではないので、操作は至ってシンプルです。デザインもスマートフォン的な雰囲気でよろしい感じ。
調色もダイレクトに選択でき、調光もリング型ボタンの上下を押すだけでOK。液晶ディスプレイに明るさのレベルが表示されるため、客観的に明るさを知ることができるのも便利です。
総評としては「買って正解」といった感じ。センサーで自動的に省エネしてくれるような機能はありませんが、それ以外の部分では照明機器として普通に使用でき、何よりお手頃価格でゲットできるので割とお勧めです。
通販でのお求めなら、楽天市場あるいはAmazon.co.jp辺りを参考にするのがよろしいかと。
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