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[Nexus7] SmoothROMを試してみる2

2012年10月29日  2013年5月5日 
JellyBeanのアレのオマージュですな
先日ご紹介した"SmoothROM"ですが、アップデートによりV4.0へと進化しました。これがなかなかに良い感じなので再びご紹介しようと思った次第で。

変わらない部分、変わった部分は多々あるのですが、その辺をダイジェスト版でお送りします。

前バージョンでも特徴的だった、カスタムインストーラ"AROMA Installer"はV4.0でも採用されております。設定可能な項目は若干増え、カーネルの選択肢が増えたり、デフォルトWebブラウザが選択可能になったりと、ユースフルな感じに改良されております。

標準のホームアプリとして"Nova Launcher"を使うのも変更なし。もちろん、アプリのアップデートは実施されております。おかげでホームに配置したショートカットやウィジェット類の復旧も簡単。

タブレットUIもそのまま採用されているため、新バージョンのインストール後にホーム画面の見た目が変わることはありません。なお、タブレットUIを使用しない場合にはストックランチャーも選択可能となっております。

外観こそ全く変化が見られない新バージョンですが、中身はガラリと変わっております。前バージョンまではAOSPベースだったのが、今回(から?)はCM10(CyanogenMod 10)ベースへと変更されました。

この他にも豊富なカスタマイズが可能です
その変更をはっきりと見て取れるのがシステムの設定。

例えばこちらはインターフェース設定の画面ですが、Wi-FiやBluetoothなどのON/OFFを通知領域で行える機能が用意されており、ここで有効化/無効化することができます。

この他にもCM10の機能がそのまま使えようになっており、いろいろと設定することができます。カスタマイズ好きにはたまりません。

また、Xperiaシリーズに搭載されているモバイルブラビアエンジンが移植されており、グラフィックがキレイに見えるのだとか。

その効果は確かにあるのだとは思われますが、導入前後で比べた訳でないので実際のところはよく分かりません。ワタシの目が節穴なのかもしれませんが、びっくりするほどの効果は無さそうです。

今回もカーネルにはFranco版を選択したのですが、これが実にいい仕事をしてくれます。OC(オーバクロック)はされていないのですが、ベンチマークアプリである"Quadrant Standard"を走らせるとOCされたカーネルと同等の数値を出してくれます。特にI/O周りの速度アップが顕著で、通常使いでもその恩恵にあやかれるハズです。

さらに、個人的に嬉しかったのはUSBドライバが内蔵されている点。気が付いたのが最近というだけで、実は前バージョンでも有効だったのかもしれません。

アンマウントもここから
ストックROMの場合、USBメモリなどをマウントする際には"StickMount"などのアプリを必要としますが、"SmoothROM"では不要。

その機能が内蔵されているため、普通にUSBポートに挿すだけでマウントしてくれます。

しかも、日本語の文字化けは一切なし。安定性も抜群で"共有ストレージのマウントを解除"をタップすると、確実にアンマウントしてくれます。

で、システム全体としての使い勝手ですが、とてもよろしく不安定さは皆無。変にOCもされていないので、バッテリ駆動時間が減ることもありません。もちろん、OC対応カーネルをインストールした場合には状況も変わってきますが。

ただ、ひとつだけ残念な点が。Franco版カーネルではCIFSがサポートされておらず、CIFSが必要な場合、他のカーネルを選択しなければなりません。

ストックROMと同等の(と思われる)安定性、高い拡張性、高速処理と非常に高いレベルで仕上がっているだけに残念です。ちょうど外部ストレージをマウントしたい衝動に駆られているところなのでなおさら。

近い将来"SmoothROM"にフィットする別のカーネルを探すことになりそうです。



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