[Nexus7] 東京メトロの無料Wi-Fiサービスを試してみる
それが、この4月から全駅で提供されるようになったとのこと。という訳で試してみることに。
無料であっても利用の際には登録が必要となります。登録の際に入力するのはメールアドレスやパスワード、性別などザックリとした情報のみ。重要な個人データを登録するわけでもないので安心して使えます。
登録の際には"MANTA"という専用アプリを使用するのですが、作業自体は別のWi-Fi環境でも問題なく行えるので、自宅やオフィスなどで事前に登録しておくのがよろしいかと思われます。冒頭のスクリーンショットは、登録後に自宅で起動した場合の画面になっております。
もちろん、アプリ自体も無料でダウンロードできます。アプリ内では、滞在駅の時刻表や乗車位置案内が確認できたり、"Today's NEWS"、"本日のSakuヨミ"などの独自コンテンツが楽しめたりします。しかも、"Today's NEWS"と"本日のSakuヨミ"に関してはダウンロードするタイプとなっており、オフラインでの閲覧が可能。
Wi-Fi接続の方法は2通り用意されており、ひとつはアプリのウィジェットを使う方法。もうひとつがAndroidの"設定"から行う方法。こちらは、通常のWi-Fi接続と同様、"Metro_Free_Wi-Fi"というSSIDを指定するというモノです。
いずれかの方法で"Metro_Free_Wi-Fi"に接続すると、こちらのスクリーンショットのような画面になります。
上部には現在アクセスポイントに接続している駅名が表示され、時刻表や乗車位置案内、案内板といったボタンの内容も現在の駅に沿った内容となります。
スクリーンショットの最下部、Wi-Fiアイコンがグレーになっているのを見ても分かるように、"Metro_Free_Wi-Fi"につないだだけの状態では、まだインターネットに接続できていません。
画面中央にある"無料インターネット"のボタンがインターネット接続の入り口。このボタンを押すとNTT-BPが提供するネットワークサービスの登録画面が表示されます(初回接続時のみ)。
規約の確認やメールアドレスの登録、Wi-Fiに関するアラート(セキュリティがかかっていない旨のアナウンス)への同意が済めばインターネットに接続されます。登録は初回のみですが、アラートは次回以降の接続時にも表示されるため、毎回"同意"する必要があります。
インターネットに接続してしまえばいつも通りに使用可能。ちょうど試しに接続している最中にアプリのアップデート通知が届いたのでGoogle Playからアプリをダウンロードしたのですが、自宅のWi-Fi接続と変わらない快適さでした。
確認のためSPEEDTEST.NETを実施してみました。結果はご覧の通り。自宅のWi-Fi環境では上下共に20000kbps程度なので、数値的にはウチより快適だった、ということになります。
高速なインターネット接続を無料で使えるありがたいシステムなのですが、そんなにうまい話がある訳もなく、ちゃんと制限があります。
それは時間と回数の制限。"MANTA"経由でのインターネット接続は1回15分まで、かつ1日につき5回までとなっております。
そのくせ、今現在何分接続しており、何回目なのかを確認する手段がありません。ヘビーに使いたいユーザには注意が必要かも。また、構内にはいくつかのアクセスポイントが設置されているようですが、場所によっては電波が弱く、接続に支障が出る場合があるかもしれません。
とは言え、Wi-Fiのみで運用しているタブレット端末などにとって有用なサービスであることは確か。15分という短い時間ですが、そも駅に長居すること自体が稀なのでフルに使い切ることはなさそうです。
そして意外におもしろいと思ったのがダウンロード方式の独自コンテンツ。アプリの標準設定では"Metro_Free_Wi-Fi"への接続と同時にダウンロードが開始されるようになっているため、いつの間にか読めるようになっております。
なので、Android端末側で制限をかけていなければ、乗車待ちの間にダウンロードが完了している、というパターンはありそう。特にすることがない場合、乗車時間中のヒマつぶしとしてお手軽でよろしいかと思われます。
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