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PS3にUSBハブを接続してみる

2013年7月30日  2013年7月30日 
4ポート目はウラ側に
最初期型以降のPS3において2つ以上のUSBデバイスを同時に接続したい場合、USBハブが必須となります。

多くのUSBデバイスはUSBポートからの給電で動作するようになっており、電源不要なバスパワータイプのUSBハブでも問題なく使用できます。なので、普通にUSBハブを買ってきて接続すれば良いのですが、そう簡単には済まないこともあったり。

問題となりそうなのが、バスパワーのみで動作するタイプのUSB HDDを接続する場合。中には規格内ギリギリの電力を必要とするモノもあり、バスパワータイプのUSBハブで使用すると動作が不安定になることがあります。

ウチの環境がまさにこのパターンでした。バスパワータイプのUSBハブに2.5インチUSB HDDを接続してtorneの録画を実行してみたところ、録画の途中でUSB HDDが認識されなくなり、少しして再び接続されるという事態が発生。もちろん、録画は失敗に終わりました。

こうした場合、外部から給電するセルフパワータイプのUSBハブを使用するのが正しい対処です。が、少々困るのは常にUSBデバイスへの給電が続けられてしまう点。それで何か悪い影響がある訳ではないのですが、省エネ的にはよろしくありません。

PS3の使用状況に合わせてUSBハブのACアダプタを抜き挿ししたり、スイッチ付きのACタップでON/OFFしたりするなど、物理的にセルフパワー電源を遮断すれば良い訳ですが、毎回となると面倒なのも確か。

また、USB HDDやHDDケースの一部では、ホストの電源と連動して自動的に電源のON/OFFを行う製品もあり、これを使用するのもひとつの方法ですが、おサイフ的に厳しい物があります。できれば今の環境を活かしつつ、しかもお手軽なソリューションを期待したいところ。

本体サイズはこんな感じ
そんな感じで探してきたのがこちらのUSBハブ。バッファローの"BSH4AE06BK"であります。見た目は普通のUSBハブなのですが、ちょっとおもしろい機能が用意されております。それが電源連動機能。

ACアダプタを接続してセルフパワーで使用すると、ホスト機器の電源OFFを検知してダウンストリーム側USBポートへの給電をカットしてくれます。

もちろん、ホスト側の電源がONになれば、自動的にUSBデバイスへの給電も開始されます。状態を常に監視する必要があるため、ほんの僅か電力を消費しますが、常時通電よりは全然マシ。しかも、運用に際して面倒は一切ありません。動作としては理想的です。

ということで、早速試してみました。PS3の2つあるUSBポートの内、ひとつにはtorneの地デジチューナーを直結し、もう一方のポートに"BSH4AE06BK"を接続。これにUSB HDDをつなげました。

PS3を起動してみると、USB HDDが普通に認識され、torneの再生・録画も問題なく行えました。PS3の電源を落とすと、ちゃんとUSB HDDも停止します。期待通りの動作は100点満点と言った感じ。

今回はPS3用に用意しましたが、もちろんPC/Macでも使用することができます。特にバスパワーで使用する場合には、まったく普通のUSBハブとして機能するので、用途を限定せずに使用可能。

前面に3ポート、背面に1ポートという構成のため、4ポートUSBハブとしては比較的筐体がコンパクトなのと、ACアダプタが同梱なのでちょっとお得なのもポイントと言えるかも。

ちなみに、電源連動機能はアップストリーム(ホスト側USB)ポートの+5Vの状態で動作が決定される様子。なので、スリープ時にUSBポートへの給電を続ける仕様/設定のデバイスにおいては機能しませんのでご注意を。

そんな"BSH4AE06BK"ですが、バッファロー製ということで家電量販店などでの取り扱いもあるかと思われます。が、通販でのお求めなら楽天市場Amazon.co.jp辺りをチェックしてみるのがよろしいかもしれません。



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