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[Android] locationの電力消費を抑えてみる

2013年9月24日  2013年9月24日 
45.48%は多すぎ
とりあえずソフトバンクのSIMを入れてガラケー的に使っている"Xperia Ray"。使い方自体は変わらないのに、このところバッテリの減りが速くなったような気がします。

システムや設定は安定状態を維持しているので、原因として考えられるのはアプリのインストールやアップデートによる変化ぐらい。と言うことで、状況確認のために"Battery Mix"をインストールして様子を見ることに。

しばらくしてから"Battery Mix"の稼働プロセスのタブを見てみると、location(com.google.process.location)による電力消費の割合が飛び抜けて多くなっております。

ヘビーに使用する端末ではないので、割合として多くなるのは理解できますが、他のプロセス抑えてトップに君臨してしまうというのは、どう考えても好ましくない状況です。これを見逃す訳にはいきません。

locationというと、システム設定の"位置情報サービス"が怪しい雰囲気ですが、上で記述した通り設定自体はまったく変わっていないので、これは無関係。実際にシステム設定を変更してもlocationの電力消費に変化は見られません。

となると、容疑者として浮上してくるのは、最近アップデートが実施され、位置情報との関係が深いマップ(Google Maps)です。バージョンで言うと7.2.0。

とりあえずマップのメニューを見てみると、怪しげな項目がありました。"設定"→"Google現在地設定"を開くと、Googleアカウントごとに"現在地送信機能"と"ロケーション履歴"をON/OFFできる機能が用意されております。

各項目をタップすればスイッチ操作が行えるのはもちろん、この機能に関する概要も表示されます。詳しくはそちら読んでいただくとして、これらはGoogle NowなどのGoogleアプリで使用される機能なのだとか。

ガクンと減ってます
個人的には、大きな問題になりそうもないので、とりあえず両方の機能をOFFにして様子を見ることに。

こちらは"Battery Mix"のグラフ部分だけを切り出したモノですが、中心辺りでグラフが一変しております。

これは、まさに設定を変更したタイミング。読みが当たったようで、電力消費を抑えることができました。割合では36.92%とまだ多めですが、これは設定変更前のデータが影響しているためであります。

"現在地送信機能"と"ロケーション履歴"をOFFにしても、マップの動作に変化は見られませんでした。"システム設定"→"位置情報サービス"の各項目にチェックを入れておけば、マップの現在地もきちんと表示されます。

また、リモート環境から端末の位置を確認して音を鳴らしたり、消去できたりする"Androidデバイスマネージャー"も使用可能でした。

もしかすると他のアプリでは何か問題が出るかもしれませんが、自分の用途ではとりあえず普通に使えております。

後になって気付いたのですが、ドロワー内に単体アプリとして存在する"Google設定"でも"現在地送信機能"と"ロケーション履歴"のON/OFFが可能となっております。もちろん、マップの設定と同じ内容になっており、どちらで設定しても同じ結果が得られます。

このlocation問題ですが、割合に違いはあれど"Nexus7(2012)"でも似たような状況を確認しております。なので、レアケースではないと思われますが、システムにより状況が異なることがあるかもしれません。

Googleアプリによる位置情報活用の利便性とハカリにかけて、それでも電力消費の方が気になるという方には、ぜひお試しいただきたく。

***Edit***
どうやら単純なバグだったようで、投稿とほぼ同じタイミングで改善されたようです。"現在地送信機能"と"ロケーション履歴"をONにしたままでも激しく電力が消費されることはなくなりました。



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