[Nexus7] CM10.1.3にタブレットUIを導入してみる
今回使用するのは、システムROMにさまざまなパッチを当てることができる"Auto-Patcher"というJavaベースのプログラム。なので、その実行にはJava環境が必須となりますのでご注意を。
この"Auto-Patcher"では、さまざまなパッチを当てることができますが、今回使用するのはタブレットUI導入パッチのみ。他のパッチに関しては上記元ネタのページをご参照くだされ。
まずは素材集めから。"Auto-Patcher"はこちらでダウンロードできます。"Auto-Patcher"はコマンドラインでの操作が基本となっておりますが、今回はGUIで使えるWindows用のソフト"ApG"を組み合わせて使用します。"ApG"のダウンロードはこちらから。
なお、今回は以下のファイルを使用しましたが、バージョンアップなどによりファイル名が変わる可能性があります。その場合には随時読み替えて頂けますれば。
autopatcherv3.1.6.zip
ApG.2.6.0.2.exe
autopatcherv3.1.6.zipを展開すると出てくる"autopatcherv3.1.6"フォルダをデスクトップ上に配置。ここに先程ダウンロードした"ApG.2.6.0.2.exe"をそのまま入れて起動します。必要なファイルを生成したりダウンロードしたりするため、しばらく時間がかかります。お茶でも飲みながら待ちましょう。
こちらの画面が表示されれば"ApG"のセットアップは完了。後は実際のパッチ当て作業となります。
なお、"Auto-Patcher"では、システムROMのオリジナルzipをベースとして、その差分という形でパッチを出力します。
現在稼働中のシステムに直接パッチを当てる訳ではないのでご注意を。今回のターゲットとなるのは、CyanogenMOD 10.1.3なので、こちらのページから"cm-10.1.3-grouper.zip"をダウンロードして、先の"autopatcherv3.1.6"フォルダに入れておきます。
続いて、ターゲットとなるROMを指定するため、"ApG"のウィンドウ左上の"Drop here the ROM file you want to apply the patch on"と書かれた部分に"cm-10.1.3-grouper.zip"のアイコンをドラッグ&ドロップ。すると、図の緑矢印の部分にパスとファイル名が表示されます。
後は、"Select Mod Types"で"TabletUI"を、"Select ROM Type"で"cm"を選択し、ウィンドウ左側にあるボタン群から一番大きな"Start"を押すだけ。
自動的にコマンドプロンプトのウィンドウが開き、作業の進捗状況がずらずらと表示されます。パッチの出力が終了するとコマンドプロンプトのウィンドウは自動で閉じ、同時に"ROM was successfuly patched"のダイアログが表示されます。OKボタンでダイアログを閉じたら、ついでに"ApG"のウィンドウも閉じてしまって構いません。
"autopatcherv3.1.6"フォルダには、以下の2ファイルが生成されているハズなので、これを確認します。
cm-10.1.3-grouper-tabletUI-20131001-update.zip
cm-10.1.3-grouper-20131001-restore.zip
上がパッチ本体。その下がレストア用のファイルとなります。この2つに、ROMのオリジナルである"cm-10.1.3-grouper.zip"を加えた3つのファイルを、USBメモリなり"Nexus7(2012)"のストレージなりにコピーすれば作業はいよいよ大詰め。
後は通常のカスタムROMと同様に、カスタムリカバリ(CWMまたはTWRP)を使用してインストールします。念のためNandroidバックアップもお忘れなく。
最初にROMの本体となる"cm-10.1.3-grouper.zip"をインストールし、続けてパッチとなる"cm-10.1.3-grouper-tabletUI-20131001-update.zip"をインストールすれば作業は完了。"Nexus7(2012)"の再起動後にタブレットUIが有効になります。
もし不都合が発生したら、カスタムリカバリから"cm-10.1.3-grouper-20131001-restore.zip"を上書きインストールするか、Nandroidバックアップからのリストアで元に戻せばOK。
タブレットUI好きな"Nexus7(2012)"ユーザのみなさまにとって、何かの参考になりますれば。
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