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[Nexus7] Android4.4の雰囲気を味わってみる

2013年11月3日  2013年11月14日 
お約束の画面
"Nexus7(2012)"にインストールできるAndroid4.4(KitKat)が公開されました。

ただし、grouperで起動できるようにしただけのプレビュー版であり、現段階ではバグがあったり、機能しない部分があったりするのでご注意を。

あくまで雰囲気を感じるだけのモノと考えた方がよろしいかと思われます。

いつもなら、現状のNandroidバックアップを取ってからフルワイプしてインストール、という手順で事を進めるのですが、今回はMultiROMを導入して、セカンダリROMとして登録してみることに。普通にインストールが完了し、とりあえず問題なく起動できたので、そのまま試用してみました。

なお、インストールにはTWRP 2.6.3以降が必須になる様子。当然ながらMultiROM対応のTWRPでも相当するバージョンが必要となりますのでご注意を。肝心のROMファイルですが、xdaのこちらのスレッドの冒頭にリンクされているので、gappsと合わせてダウンロードしておきます。

そんなこんなで、Android4.4を触ってみての感想などをつらつらと。

広くなった(ように感じる)ホーム画面
こちらが"Google Experience"と呼ばれる新しいホーム画面(ランチャー)であります。壁紙はROMに収録されているリストから適当に選んでみました。

一部の純正ウィジェットでは背景の透過処理に対応しており、ここでは検索ウィジェットで確認できます。

また、ぱっと見、上下のバーが無くなったように見えますが、アイコンの存在で分かるように、機能としてはこれまでと同じ感覚で使用することができます。

アプリを一覧表示するドロワーでも背景を透過するようになりました。さらに、ドロワーではアプリのみが表示されるようなり、画面がスッキリとスマートに。この変更により、ウィジェットへのアクセス手段はホーム画面のロングタップのみとなったようです。

日本語もOK
日本語化する場合は、インストール後のセットアップで日本語を選択すればOK。もちろん、設定の"言語と入力"から変更することもできます。

フォントにはモトヤマルベリ(MTLmr3m.ttf)がインストールされており、最初からキレイな日本語が表示されます。

最後に個人的に気になったパフォーマンスに関して。今回インストールしたAndroid4.4は、"Nexus7(2012)"用としてはβ版以前のシロモノであり、これを持ってパフォーマンスの指標とするのは大きな間違いです。それを承知で、新たに追加されたランタイムであるARTも試してみました。

ランタイムは、設定の開発者向けオプション内にある"ランタイムの選択"で切り替えることができます。例によって開発者向けオプションは隠されているので、ビルド番号を連続タップして有効化します。

ランタイムの切り替えは現バージョンでも一応機能するのですが、ARTでブートすると「プロセス○○○は停止しました」のメッセージが出まくりで、まともに使用できるモノではありません。

="期待が持てる結果に"
そんな状態ではあるのですが、無理矢理にQuadrantを走らせてベンチマークを計測してみました。

左側がDalvikで、右がART。違いはそこだけですが、CPUの値を比べてみると約50%高速化されております。程度のほどは不明ですが、ARTによる高速化の可能性があるのは間違いなさそうです。

Jelly Beanの小変更(Android4.1~4.3)では体感できる変化も少なく、それほど食指が動きませんでした。が、KitKatに関しては見た目も中身も大きく変わっており、ワクワクの予感をヒシヒシと感じます。

と、そんな感じのKitKatデビューなのでした。



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