SIMカッターを試してみる
ストレージが8GBと少々少なめではありますが、その辺には目をつぶってサクッとこれをゲット。黒Nexus4は晴れて自分用となりました。
それはよろしいのですが、Nexus4で使用するのはmicroSIMであるのに対し、先月契約したばかりの楽天モバイルから貸与されたSIMは標準サイズ。どうあがいてもそのままでは使用できません。ここはキャリアにSIMのサイズ変更を依頼するのがユーザとしての正しい在り方。
ただ、楽天モバイルの場合、手数料が4,000円(税抜)と少々お高くなっております。これをケチってSIMを加工するのは規約違反。さらに、契約解除の際にはSIMを返却するのですが、破損や切断などの異常が見つかった場合は損害金が請求される可能性もあります。
ではあるのですが、知的好奇心を抑えきれず自前でなんとかしてみることに。ネット上ではSIMカット用のテンプレートが公開されているので、ハサミなどで加工するのもひとつの方法です。この他に専用の道具であるSIMカッターを使用する方法もあり、当方ではコチラをチョイスしてみました。
冒頭の写真のアイテムがそれ。レバーを下ろすとこれに連動した押し出し棒が降りてきて、セットしたSIMから必要部分だけを型抜きする、という動作をします。ファイリングなどに使用する2穴パンチと原理は一緒。
使い方もそれほど難しくはありません。基本的にはSIMを正しい向きでセットしてレバーを下ろすだけ。ではあるのですが、物がモノだけに細心の注意を払って作業に挑まねばなりません。
参考までに、当方が実行した方法を記載しておきます。これが正解という訳ではありませんが、ヒントぐらいにはなるかもしれません。
SIMをセットしたら、ズレないよう軽く指で押さえつつSIMカッターをフローリングの床に置きます。フローリング限定なのは座った体勢でも力が入れやすく、適度な固さによりSIMカッターが安定するため。もちろん、直置きでは床にキズが付く可能性がありますのでカッターマットを敷いておきました。
ここからが本番です。レバーを軽く押し下げ、押し出し棒がSIMに当たった時点で一旦停止。ここでSIMを押さえていた指を離し、次の工程に備えます。
覚悟を決めたらレバーを最後まで一気に押し下げます。スピーディかつパワフルに。思い切りの良さが肝心です。ズコッという音と手に伝わる感触は精神衛生上よろしくありませんが、作業の山場は超えたことになります。
コチラが仕上げ前のSIM。micro化したSIMの右側に大きめのバリが出てしまいましたが、端子部分には影響ありません。
バリはニッパーでカットし、すべての断面をヤスリで整形。削りすぎて小さくならないよう、かつSIMスロットへの挿入時に引っ掛かるような場所がないようNexus4のSIMトレイとの現物合わせで作業を進めます。
具合がよろしくなったら、実際にNexus4に挿入してSIMが正常に動作するかチェック。ロック画面でSIMが認識されている状態を確認したら、あとはAPNなどを設定して作業は完了です。
ちなみに今回使用したSIMカッターはAliexpressで購入しました。選択の決め手はメーカーだかブランドだかのロゴが入った塗装仕上げがなされており、きちんとした製品っぽく見えたため。そのおかげかハズレではなかったようです。
最近は解約時にSIMの返却を要求するキャリアも多くなっており、その意味では大いに問題のあるSIMカットですが、技術的には割と簡単にできます。ということをご紹介した投稿でありました。
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