私的オススメAndroidアプリ(カスタムROM導入編)
そんな雰囲気なのでスキル的には若干ハードル高めとなっておりますが、スグレモノを厳選しましたので、ぜひご一読を。
特に"ZIPme"以外の2つはroot権限を必要とせず、一般的なユーティリティ系のアプリとなっているので、その存在を覚えておけば他のシーンでも役立つことでしょう。
なお、カスタムROMのインストール手順や環境構築に関しては別の話ということで、この場では取り上げません。その辺ご承知おきくだされ。
Checksum MD5 & SHA1(無料)
多くのカスタムROMに添付されるチェックサム。これを使えばファイルが正しくダウンロードできたかチェックすることができます。
その作業を簡単に行えるのが本アプリです。英語版ですが使い方は簡単。カスタムROMをダウンロードする際、md5(またはsha1)の文字列を長押しでクリップボードにコピーしておきます。
ダウンロードが完了したら本アプリを起動し、ターゲットとなるファイルを指定すればチェックサムの計算が自動的にスタート。
画面にmd5/sha1の各チェックサムが表示されたら、右上のメニュー(縦並びの"…")から"Verify against clipboard"を選択します。つまり、クリップボードにコピーしたオリジナルのチェックサムと、ダウンロードしたファイルのチェックサムを比較する訳です。
"md5 verified successfully!"(md5の場合)と表示されればチェックサムは同一なので問題ナシ。もしチェックサムが異なってしまった場合、それはダウンロードの失敗を意味しているので、もう一度ダウンロードし直しましょう。
ZIPme(無料)※要root
カスタムリカバリからインストール可能な俺zip(自分専用のupdate.zip)が作れるアプリ。現在の環境におけるカスタマイズ部分を複製することで、次の環境での再現を可能にします。
ポイントは、現在の環境におけるディレクトリ情報がそのまま反映されるところ。このため、各ファイルがどこのディレクトリに収まるのかを指定する必要がありません。
俺zipの中には、アプリおよびそのデータはもちろん、指定したファイル/フォルダを同梱することができます。
例えばカスタマイズしたシステムフォントを移行したい場合、フォント自体のファイルはもちろん、設定用の"fallback_fonts.xml"や"fonts.xml"もひとつのzipファイルにまとめることができます。
なお、作成した俺zipはカスタムリカバリを使って書き込む訳ですが、新しくインストールしたシステムに同名のファイルが存在した場合でも問答無用で上書きしてしまいます。
このため、カスタマイズのために中身を書き換えた設定系ファイル(.xmlや.confなど)をzipに含める場合には要注意。この場合、カスタムROMと俺zipの同時インストールはせずに、いったん素の状態で新システムを起動して確認するのがよろしいでしょう。その際に便利なのが以下のアプリです。
DiffTool the File Compare Tool(無料)
2つのテキストファイルを比較するアプリ。バイナリファイルやフォルダの比較にも対応しております。
比較対象となるカスタマイズ済みの設定系ファイルを事前に保存しておき、新しいシステムのインストール後に同名のファイルと突き合わせて比較することで状態の確認が行える...という次第。
こちらはオリジナルと改変した"fallback_fonts.xml"を比較した際のスクリーンショットですが、内容が異なる行は赤で、さらに文字単位の違いは黄色地で示されます。この差異を検討して問題のないレベルであるなら"ZIPme"で作成した俺zipを適用してもOKということになります。
手順としては、新システムのインストール後に素の状態で起動し、本アプリで設定系ファイルの状態を確認。問題がなければ再びリカバリを起動して俺zipを書き込む、という雰囲気となります。
少々面倒ではありますが、これによってトラブルの種を排除できるのだから、ひと手間かけるのには大きな意味がある訳です。
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