[Android] 任意の通知のみ停止してみる(CM12編)
それが一概に悪いことだとは申しませんが、場合によってはジャマに感じることがあります。通知を止めるには、システムの"設定"から行う方法があり、上記アプリの場合こちらで解説されております。
けれども、この方法ではそのアプリのすべての通知が非表示となるため、重要な通知も確認できなくなる可能性があります。
上記アプリの場合、通知を止めても問題がないことをデベロッパーが明記しておりますが、極めて稀なケースです。そんな訳で、できれば不要(と思える)通知だけを停止させたいところ。
こうした場合に便利なのがカスタムROMの有名ドコロであるCyanogenModに標準搭載の"Filter Notifications"という機能です。ここでは、その最新版となるCyanogeMod12(CM12)における使い方などをご紹介いたします。
実は結構簡単に使える機能で、事前の設定などは不要です。作業の流れとしては、不要(と思える)通知が表示されるのを待つ→それが現れたら非表示設定にする、という2アクションのみ。
具体的な方法は以下のとおりです。不要(と思える)通知が表示されたら、これをロングタップ(長押し)します。
すると、通知のバックグラウンドがグレーに変わり、右端に2つのアイコンが現れます。この内、ベルに斜線が入ったアイコンが非表示設定ボタン。これをタップすると通知が消え、以降同じ内容の通知は非表示となります。
ちなみに、丸の中に"i"があるアイコンはこのアプリの通知に関する詳細設定。すべての通知を表示しない"ブロック"、リストの先頭に表示し続ける"優先度"、ロック画面に表示させない"プライベート"を個別に指定することができます。
非表示設定にした通知は、システムの"設定"→"Privacy"→"Filter Notifications"にまとめてリスト化されます。なお、これらの名称はローカライズによって変わる場合がありますのでご注意を。
で、こちらがリスト化された通知の一覧画面。ここではYahoo!の"防災速報アプリ"のみが表示されておりますが、もちろん他のアプリの通知を停止した場合にはこちらのリストに現れます。
左端のベルアイコンは、それぞれがひとつの通知を示しています。すなわち、ここでは3つの通知が停止状態にあることを意味します。
ベルアイコンの横にあるテキストは、通知として表示されるそのものが記載されます。上段がタイトルで下段がその内容と言った感じ。
各項目をロングタップすることで、リストからの削除も可能。この操作により、停止を解除して再び表示させることができます。間違って停止してしまった場合や、後日再び表示させたくなった場合でも簡単に戻せる安心仕様となっております。
以上が"Filter Notifications"の機能と使い方。これを利用すれば、不要(と思える)通知は非表示にして、必要な通知のみを表示させることができる訳です。
CyanogeModであれば標準で組み込まれており、何かのアプリを追加する必要もありません。使い方も上記のとおりシンプルなので、こういった機能があることを覚えておくと、いつか役に立つかもしれません。
***Edit***
これまた防災速報アプリのサンプルではありますが、停止していない通知に関してはきちんと表示されます。例えばこんな感じで。
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