あえて暗いLED電球を選んでみる2
照明器具自体はウチにあったフロアに置くタイプの球形ランプを使用するとして、問題はその中身。光源となる電球です。
いまさら白熱電球という選択肢はありえないので、ここはLED電球の一択。その球形ランプはE26口金を1個使用するスタンダードなモノなので、選択肢は豊富にありそう。ただ、視界に入りやすい位置の照明なので明るすぎるのはご遠慮したいところ。むしろ、光色や光り方の方が重要になる感じです。
そんな条件で選んでみたのが、パナソニックの"LDA4LC"というLED電球。見てのとおり、白熱電球のフィラメントと同等の位置にLED基板が配置されるというユニークな構造が採用されております。
しかも、基板は光を透過する特殊なタイプとなっており、裏側にも光が回るという仕掛け。これらの相乗効果で白熱電球に近い配光を実現しているようです。
全光束は210ルーメンと今時のLED電球にしては暗めで、20形の白熱電球(約170ルーメン)よりも少し明るい程度となっております。また、消費電力が4.4Wと控えめな感じなのもポイント。
昔のペンダントライトに装備されていたナツメ球(常夜灯や豆電球などとも呼ばれます)が4~5W程度の消費電力なので、点けっぱなしでもさほど電気代を気にする必要はなさそうです。
また、サイズや形状も20形の白熱電球とほぼ同等になっており、白熱電球の使用を前提としてデザインされた照明器具でも、収まりは良好。ビジュアル的にも白熱電球に近く、電球が見えるタイプの照明器具における違和感が少なめなのも特徴のひとつです。
という訳で、実際に器具に装着して点灯させてみました。写真では妙に暗く写っておりますが、これは光のムラを確認するため露出を絞り込んだため。体感的にはもっと明るくなります。
見てのとおり、若干のムラはありますが、肉眼で見る限り気になるレベルではありません。言わなければLED電球が入っているとは気付かれないと思われます。
光色は電球色なので雰囲気もバッチリ。メインの照明としては心もとない明るさではありますが、今回の用途ではまったく問題ナシ。もっと明るくしたければ、同じシリーズの高ワットタイプに変更するという手もありますし。
物理的なサイズや明るさはもちろん、光色や配光も20形白熱電球との互換性が高く、E26口金を使用する間接照明の光源として"LDA4LC"は割と理想に近い製品なのではないかと思われます。
ひとつ残念なのは、すでに廃盤になってしまっていること。モノとしては市場に出回っており現在はまだ購入も可能ですが、それがなくなるともう入手は不可能となります。
そんな状況なので、興味のある方は早めに動いた方がよろしいかと。価格に関しては、楽天市場やAmazon.co.jp
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