USBグルーガンを試してみる
以前から乾電池式のグルーガン
けれども、"USBグルーガン"なら、安定的に電力を供給できるPCのUSBポートやUSB-ACアダプタなどが使えるのでランタイムの心配は無用。モバイルバッテリにも対応しているので、使い勝手も良さ気です。ということで、サクッと購入してみました。
そんなこんなで手元に届いたのが冒頭の写真の品。スタイルはごく一般的なグルーガンそのものです。後端から挿し込むグルースティックのセット方法も、トリガーで射出量をコントロールする方法もまったく一緒。グルースティックも一般的なモノ(7~7.5mm径)がそのまま使えます。
USBケーブルはグルースティックの挿入口の上から出ております。特にジャマになる訳ではなく機能的にも問題はないのですが、ビジュアル的にはあまり美しくないかも。なんというか見た目のバランスが良くありません。
あと気になるのはスタンドのサイズ。妙に小さめになっており、スタンドの使用時にはノズルの先端が床面から5mmほど浮くだけとなります。これだと、ちょっと液だれが発生しただけですぐ床に付いてしまいます。
なお、グリップの底面は広めになっており、ここを使って自立させることもできます。特にすべり止め的な装備もなく安定感は今ひとつなので、さほどメリットはありませんが。
本体上面には電源スイッチとLEDインジケータが用意されており、こまめな節電も可能。ちょっと休憩したい時などUSBコネクタを抜き差ししなくて良いのは地味に便利かもしれません。
当たり前の話ではありますが、給電スイッチ付きのモバイルバッテリを使用した場合、バッテリ側のスイッチでON/OFFすることもできます。
ということで、実際に使ってみました。マニュアルによると電源投入後5分で使用可能になるとありますが、実際には3分ほどで使えるようになります。
使用感としてはACコンセント式とほとんど変わりません。トリガーを引けばニュルニュルと溶けた樹脂が出てきますし、トリガーを緩めれば止まります。ただ、ほんのわずか糸を引きやすいような気が。
また、トリガーに触れていないにもかかわらず溶けた樹脂がノズルから少し出てくる、いわゆる液だれも発生します。電源投入後にノズルが温まった際はもちろん、作業中の放置状態でも発生しますので、特に作業終了後の冷却時には不用意な液だれに注意が必要かも。
とは言え、グルーガンであれば多かれ少なかれ似たような現象は見られます。なので、そんなモノだと思って注意すれば問題になることもありません。
気になる消費電力もチェックしてみました。Webやマニュアルの仕様では5V/500mAとなっておりますが、実際にはそれより少し多めな感じ。実測値で5V/720mA、ワット数にして3.6Wとなりました。
この程度ならば急速充電に対応したスマートフォン向けのUSB-ACアダプタやモバイルバッテリでも問題なく使用できます。
ただ、USB2.0の仕様(500mAまで)からは飛び出ておりますので、PCなどのUSBポートを使用する場合には注意した方がよろしいかもしれません。
ちなみに、ウチにあるACコンセント式のグルーガンの消費電力が10Wだったので、それに比べればかなり少なめ。にもかかわらず使い勝手がほとんど変わらないのは驚きです。
最後に総評など。グルーガンとしての基本性能はいまひとつな感じではありますが、USB電源での動作は大きなメリット。思い立った時に近くのUSBポートに挿すだけでサッと使えるのはもちろん、コンセントがない、あるいは近くにない場所でもモバイルバッテリで対応することができます。
逆に、近くにコンセントがある場所でしか使わないのであれば、ACコンセント式の方がコスト的にお安い感じなので、ご自身のニーズに鑑みて判断するのがよろしいかと思われます。
そんな感じの"USBグルーガン"ですが、通販でのお求めなら冒頭にリンクした本店の他、Amazon.co.jp
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