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アセテート布粘着テープのススメ

2016年5月28日  2022年2月1日 
まさに布のテクスチャ

知っている人には定番だけれども、その存在すら知らない人も多いアイテム。プロフェッショナルの世界には良くある話ですが、今回ご紹介する"アセテート布粘着テープ"もそのひとつです。

形状としてはいわゆるテープそのもの。基材となる薄いアセテート布に粘着剤が塗布されており、何かをくっ付けたり固定したりする使い方も一緒です。

特性的には、基材自体の柔軟性が高いうえ若干の伸びもあるため、対象にある程度の凸凹があっても追従してくれます。ツメをあてがって引っ張れば手で切れるという作業性の高さもポイント。

粘着剤はそれなりに強力ですが、基材としっかり結合しており、施工後の貼り直しも容易に行なえます。もちろん、粘着面に汚れなどが付いてない場合に限られますが。

また、基材および粘着剤の両方で耐候性が高く、経年劣化に強いのも特徴。長期間経過した後ではがした場合でも対象に粘着剤が残ることは(ほとんど)なく、貼り直しもできるほどです。ビニールテープのように劣化した粘着剤でベトベトすることもありません。

さらに、絶縁性も優れており電気関係でも安心して使用可能。このため、トランス・コイルの巻き止めや、ケーブル類の結束および固定など、そちら方面でよく使われております。特徴としてはこんな感じでしょうか。

つい先日も、液晶パネルのLVDSケーブルを合理的に配線すべく使用しました。まさに王道的な使い方と言えよう。

このほか、自作PCの筐体内でケーブルを結束・固定したり、コネクタに貼り付けて抜け防止に使ったりもします。PCや家電の空き端子にフタをするように貼り付けてホコリを防止する、なんて使い方も。

パッケージはこんな感じ

電気工作の際にリード線の接続部分を熱収縮チューブで保護するのは基本なのですが、それを忘れて作業を進めてしまった際に、後からこのテープで代用したこともありました。

聞いた話ですが、自動車関係では樹脂パーツで発生するビビリ音などを抑制する目的で使ったり、自転車関係ではドロップハンドルに巻き付けるバーテープの代わりに使ったりすることもあるようです。

そんな感じで、かなり応用範囲の広いユニバーサルプレイヤーである訳ですが、唯一の弱点となるのがコスト。高機能な分だけお高くなっているようです。もちろん、無駄に使わなければそれなりの量(長さ)はありますのでご安心を。

モノはホームセンターなど入手可能かと思われますが、近所で見当たらない場合には通販するのが手っ取り早いかもしれません。価格的なところですが、例えば楽天市場ならこんな感じ、Amazon.co.jpならこんな感じとなっております。

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