Anker PowerLine+ Micro USBケーブルを試してみる
何かのガジェットのオマケとして付属してきたUSB micro Bなケーブルでも問題なく機能する訳ですが、どうせならビジュアル的にも性能的にも優れた品を使いたいところです。
そんな感じで選んでみたのが"Anker PowerLine+ Micro USBケーブル"。スマホとの重ね持ちを考慮し、今回は約30cmのショートタイプにしてみました。
外観的な特徴としては、ケーブルの編み込みナイロン被覆が目を引きます。そして、既成品ではないハウジングを使用した丈夫そうなコネクタには、メッキパーツによる装飾などありプレミアム感を漂わせます。外からは見えませんが、内部にはケブラー繊維が使用されているのだとか。
商品説明では「防弾仕様の高耐久ケブラー素材」などと謳われておりますが、正確にはボディアーマー(の素材の一部)でも使われる、高い引張強度を持つアラミド繊維が補強用として使われている、ってなお話。決してこのケーブルが銃撃に耐える訳ではありません。
少々大げさな宣伝文句はともかく、個人的な好みとしては100点満点なビジュアルです。ただ、その構造のせいかケーブル自体は硬い感じ。さらに、針金のように形を保持しようとする傾向があります。
冒頭の写真がそのサンプル。結束バンドから先の部分が弧を描いた状態のままであるのがわかるかと。ただし、硬くはありますが曲げずらいということもなく、小さなループ状にまとめることができます。
で、スマホとの重ね持ちをイメージしたのがこちらの写真。余ったケーブルがブラブラすることはなく、いい感じでコンパクトに収まります。
結束バンドで一部を固定しておけば、収納中にからまったりすることがなく、ルーブ状のまま取り出してスムーズに接続可能。その意味では、形を保持する性質も悪くないような気がします。
実際の使用時には上記イメージと異なり、放熱のためにスマホとモバイルバッテリにすき間を作る感じでホールドすることも多いのですが、その程度のバリエーションであればケーブルの硬さが問題になることもありません。
続いてはケーブルの品質に関して。どのくらいの電流を流せるか?に関しての表記はナシ。宣伝文句として「ケーブル抵抗を最小化し、どのUSB機器に対しても最適な充電が可能」と書かれているだけです。
となれば、実際に計測してみるしかありません。ちょうど同時期に購入したモバイルバッテリ"cheero Power Plus 3 10050mAh"が2A入力に対応しているので、こちらを実験台としてみました。
見てのとおり電流値は2.2Aを記録。これだけ流れればタブレットの充電にも余裕で対応できそうな雰囲気です。
なお、この値はモバイルバッテリが受け付ける上限であり、ケーブルに流せる電流値の限界を示している訳ではない点にご注意くだされ。まだ上がある(かもしれない)ということで。
総括すると、見た目に高級感がありビジュアル的にも良い感じ。それでいて丈夫で、電気抵抗も低めな雰囲気となっており、充電用ケーブルとしてはかなり優秀な部類であると思われます。
若干ケーブルの硬さが気になるところではありますが、ゴワゴワ過ぎて使えないというレベルではありません。そんな感じなので、ショートサイズのケーブルを探しているなら候補のひとつとして考えるのもよろしいかと。
ここで、購入を考えている方へのアドバイスなど。ケーブルにはシリアルコードがプリントされたタグが巻き付けられています。いかにも取って付けたような雰囲気があり、すぐにでも外したくなります。が、補償を受けるために必要となるので、もし取り外す場合には厳重保管するように心がけましょう。
実際の購入に関してですが、通販を利用するなら直販ショップであるアンカー・ダイレクトを使うのが安全かつ確実です。例えばAmazon.co.jpなど。本エントリの執筆時点では、なぜかアンカー・ダイレクト楽天市場店での扱いがない様子。こちらは、随時チェックしてみてくだされ。
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