cheero Power Plus 3 10050mAhを試してみる
それだけ人気の品である、ということなのでしょう。実際に使ってみてもなかなかの好感触だったので、こちらで紹介などしてみようかと。
スペック的なところとしては、2つの給電用USB Aポートを備え、合計で2.4Aの出力が可能。容量は製品名のとおり10050mAh@3.6Vとなっております。いずれのポートもAUTO-ICなる機能が搭載されており、接続した機器に最適な給電が実施されるのだとか。
また、内部セルにはPanasonicの製品が採用されており、それなりに安心感があります。メーカー希望価格は税込2,980円とお値打ちな感じですが、さすがにAC充電器は付属せず、USB microBケーブルの添付のみとなっております。
ボディはホワイトとグレーの2トーン仕様。グレー部分の片側に入出力ポートとスイッチが集中しております。大きなスイッチが目を引きますが、機能的には給電開始と残量確認のみで、給電を停止させることはできません。
白色LEDが採用された残量インジケータオシャレな雰囲気。光を拡散するディフューザー的な仕組みはなく、真正面から見ると生のLED光が目に飛び込みます。が、その角度はかなりタイトなので、まぶしさを感じることは少ないかと。
給電中に電源ボタンを押せば、LEDが数秒だけ点灯して残量の確認が可能。蓄電中の表示はちょっとユニークなのでアニメーションgifにしてみました。
サイズ的には充分にコンパクトであり、スマホに給電しながらの重ね持ちも(なんとか)できます。樹脂製のボディは梨地仕上げとなっておりますが、滑り止め効果を期待するほどではなく、手に汗などかいている場合には滑りやすいかもしれません。
ここからは、入出力の性能に関して。まずは出力ですが、USBテスターとUSB抵抗器を直結してみたところ1.8Aまでは確認できました。ウチにはこれ以上電流を流せるデバイスがないため上限の確認はできませんが、とりあえず必要にして充分な出力があると思われます。
続いて入力側をチェック。こちらは驚愕の2A超えを記録しました。ずっと見ていた訳ではないのですが、多くの時間でこのレベルが維持されていた様子。
QualcommのQuick Charge 2.0以降には勝てないまでも、一般的なUSB-ACアダプタを使用するリチウムイオンタイプのモバイルバッテリとしては限界レベルの蓄電速度であると言えそう。
入出力の性能としては概ね満足なのですが、ただひとつ不満なのはUSBポートの向き。一般的なUSBポートとは上下が逆さまになっており、USBテスターを接続するとディスプレイが"cheero Power Plus 3 10050mAh"の背面側に向いてしまいます。
通常使用ではさほど気にならないのですが、他には問題がないためここだけ目立ってしまった感があります。
あとは製品の耐久性なども気になるところ。が、こればっかりはしばらく使い込んでみないとわかりません。何か進捗があった場合にはこちらでご報告させていただこうかと。
リーズナブルな価格でありながら高性能で、シンプルなデザインも好印象。懐中電灯的に使えるLEDライトなどの付加機能はありませんが、モバイルバッテリとしての基本性能はバッチリ。その点を重視するのであれば、選択肢のひとつとして考える価値は充分にあります。
購入に関してはメーカーの直販サイト(cheero mart 楽天市場店やcheero mart Amazon店)を利用するのがお手軽かつ確実であると思われます。
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