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[Android] USB Debugging Monitorを試してみる

2016年10月28日  2016年10月28日 
ここまで来るのが意外と面倒
カスタムROMを楽しむユーザにはお馴染みのAndroidデバッグ。開発者向けオプションとして提供される機能です。

PCのコンソールからAndroid端末を操作する場合に必須となりますが、その機能ゆえ危険性も併せ持っています。

具体的には、端末がロック状態であろうとスリープ状態であろうとADBコマンドは通るため、端末内の情報を抜き取られてしまう可能性がある、というモノ。

逆に、端末のタッチパネルが動作しなくなった場合にデータを救出できるなどの有用性もあったり。一長一短ではあるのですが、端末を紛失するなど万一のことを考えるなら、必要時以外はAndroidデバッグをOFFにしておくのが望ましいように思われます。

とはいえ、必要が生じるごとに設定→開発者向けオプション→Androidデバッグと進まなければならず、使用後は再び同じ手順でAndroidデバッグをOFFにしなければなりません。これが結構面倒だったりします。

その辺をちょっとラクにしてくれるのが"USB Debugging Monitor"というアプリ。思いっきり簡素に説明すると「Androidデバッグの状態を通知などで教えてくれるアプリ」ということになります。

ちょっと古めのアプリではありますが、CM13(Android6.0.1/Marshmallow)でも問題なく動いております。

Androidデバッグの状態を通知
実際の動作はこんな感じ。左側の画面がUSBケーブルを接続した時(AndroidデバッグはOFF)、右側の画面がケーブルを外した時(AndroidデバッグはON)のスクリーンショットとなっております。

いずれも通知をタップするとダイレクトに開発者向けオプションの画面を開くことができ、ちょっとスクロールするだけでAndroidデバッグのON/OFFが可能となります。

さらに、AndroidデバッグをONにしたまま端末をスリープさせると、端末のインジケータLEDを赤色で点滅させて知らせてくれます。この機能はデフォルトで組み込まれているらしく、設定メニューに存在せず、何の説明もありません。なので、最初は何が起こったのか理解できず、非常に慌てました。

このほか設定メニューでは、USBケーブルの抜き差しを検知して自動的に開発者向けオプションを開く機能や、AndroidデバッグがONの状態をしぶとく教えてくれるリマインダー機能なども指定可能。

そんな感じで"完全なる自動化"という訳ではありませんが、なかなかに気の利いたアプリではあります。必要な時にONにして、不要になったらOFFにする、という習慣付けにも役立ちそう。

「AndroidデバッグはONのままだけど、セキュリティ的にはちょっと気になっている」そんなユーザには心に響く何かがあるかもしれません。



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