Pokemon Goの投球練習に励んでみる
見知らぬ人がジムと呼ばれる仮想スポットに集まってプレイすることとなり、どうしても殺伐とした雰囲気になりがち。が、時にはMC的なことを得意とするユーザがその場を仕切り、泡沫(うたかた)のコミュニティが形成されることもあります。
オンラインでの協力プレイというのは良くあるパターンですが、実際に顔を合わせての協力プレイはなかなかに新鮮な感じであります。で、そのレイドバトルに伝説のポケモンが登場するようになりました。
通常のポケモンとは異なり、レイドバトルにしか現れず、フィールドでの捕獲は不可能。欲しければ、まずレイドバトルで対決して倒さなければなりません。けれども、頭数さえ足りていれば、倒すのは比較的簡単。
が、捕獲となると話は別です。こちらは、ボールを投げて運が良ければゲットできるという通常のポケモン捕獲パターンを踏襲しており、個人の運とスキルが重要に。倒すのは協力プレイだけど、捕獲に関しては完全に個人プレイな訳です。
で、この伝説のポケモンに関しては捕獲率が極端に低く設定されており、簡単には捕まえられません。さらに、距離が遠かったり、投球のタイミングがシビアだったりして命中率を上げるのも難しくなっております。
これまで投球を意識してこなかった当方のようなユーザには辛いものがあります。フィールドで良く見かけるポケモンはテキトーにボールを投げるだけでもなんとかなったりしますが、伝説のポケモンにそれは通じません。
特にファイヤーと呼ばれるポケモン。見た目よりも遠くにいるらしく、思いっきりボールを投げたつもりでも届きません。手前に落下してコロコロと奥に転がっていくボールを為す術なく見送るだけの虚無感。
要するに投球が下手くそな訳です。ならば練習するしかありません。とは言え、実際のプレイで投げ込むのはボールの無駄が多すぎ。しかも、簡単に当たってしまう雑魚キャラ相手では練習になりません。
そんなこんなで、"Throwing Practice for Pokemon GO"を試してみることに。タイトルのまんまですが、機能的にはPokemon Goの投球シミュレータとなっております。
冒頭のスクリーンショットがメインの画面。中央にあるマトに向かってボールを投げるだけのアプリで、得点やミッションのクリアといった目的はありません。マトはポケモンの位置を示しており、距離や高さ、カメラアングル、マトの大きさは自在に設定可能。
また、ボールの軌道計算にはUnityによる物理演算が使用されており、円弧の軌道で目的の場所に当てるカーブボールを投げることもできます。
さらに、一部ポケモンのデータを再現するプリセットも用意されており、お手軽に練習することもできます。
ここでは、カイリュー(DRAGONITE)を選択してみました。伝説のポケモンと同じ飛行タイプであるのに加え、フィールドに登場するポケモンとしてはボールの当てにくさも一級品。これなら練習に最適です。
あとはもう、納得行くまで投げまくり。カーブボールであれば、左右のどちらに投げるのが自分に合っているか、指とタッチペンではフィーリングがどのように変わるのか、など実際のゲームで試すのは気が引けるようなことでもチャレンジできます。
本物のPokemon Goと比較して微妙な違いを感じない訳ではありませんが、投球シミュレータとしては良くできている感じです。少なくとも投球感を養うには必要にして十分。
ただ、マトの位置は固定である点には注意が必要です。実際のポケモンはトリッキーな動きをする場合があり、これは実際のゲームプレイにて慣れるしかありません。
とりあえず、伝説のポケモンは期間限定ですが、今回限りということもなさそうなので、来るべき再登場に向けて投球練習をしておきたい諸氏にもお勧めのアプリ。
カーブボールを使用するとわずかながら取得経験値が増えるのに加え、ポケモンの捕獲率も若干あがるらしく、どうせならこの機会に習得してしまおう、などと考える今日このごろです。
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