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あえてマンガン乾電池を選んでみる

2018年10月28日  2018年10月28日 
税込み108円ナリ
いわゆる円筒形の乾電池、特に単3形や単4形は良く見かけます。で、その乾電池、一般的な製品ではアルカリ乾電池とマンガン乾電池の2種類があります。

正確にはあと数種類あったりするのですが、あまり普及していないためここでは割愛。とりあえず、乾電池には2つの種類があると思っていただければよろしいかと。

なぜ同じ乾電池で違う種類があるのか? それは、それぞれの乾電池の特性が関係してきます。簡単に言ってしまえば、アルカリ乾電池は"短距離走タイプ"、マンガン乾電池は"長距離持久タイプ"な感じ。

アルカリ乾電池は容量もパワーも大きく、モーターを回すなど大きな出力が求められる用途に最適です。一方のマンガン乾電池は休ませると電力が回復するという特性があり、間欠的に少しずつ使用するのに向いています。例えば、リモコンや時計、石油ストーブの着火用など。

どちらの電池も規格に沿って製造されており、単3や単4などのサイズさえ合っていればどちらでも使用可能。例えば、テレビのリモコンにアルカリ乾電池を使っても問題なく動作します。が、注意しなければならない点がひとつ。

それは、乾電池のトラブルとして有名な液漏れ。機器にセットしたまま過放電&放置した場合、内部にガスが発生し、パッケージの隙間やガス抜き用の穴などから(ガス状/液状の)電解液が漏れてくる現象です。

アルカリ乾電池の場合、その名のとおり強アルカリ性の電解液が使用されており、金属などを腐食します。このため、機器にセットしたままの状態で液漏れを起こすと、電池に接していた電極がボロボロになるのに加え、ヘタをすると電子回路や基板がダメージを受けて機器が使用不可になる可能性もあります。

もちろん、マンガン乾電池でも液漏れは発生しますが、電解液が弱酸性のため、アルカリ乾電池ほど厳しい状況にはなりません。いずれの電解液も人体に対して毒性があるため、液漏れした電池の取り扱いにはご注意を。

購入時のお試し用電池そのままです
今回、当方がマンガン乾電池を求めたのは、レコーダーのリモコンの電池を交換するため。

外装のクリーニングのついでに乾電池の使用推奨期限をチェックしてみると、6年も前の日付でした。とりあえず問題なく動いているのですが、予防措置的な意味で交換することに。

ところが、今やアルカリ乾電池がメインストリームになっているらしく、1軒目の100円ショップでは単3マンガン乾電池の扱いがありませんでした。2軒めに入った比較的大きな100円ショップではかろうじて在庫があり、冒頭の品を買い求めた次第です。

これとは別に、8本で100円(税抜)のモノもあったのですが、メーカー不詳で信頼性が今ひとつな感じ。冒頭の写真の品はFUJITSUブランド(製造はFDK)なので、それなりには信頼できそうです。もっとも、MADE IN INDONESIAだったりしますが。

目的としては2本だけで良かったのですが、余った4本の新品マンガン乾電池は、テレビおよびシーリングライトのリモコンで使うことに。いずれも、だいぶ年季の入った電池が入っており、念のため交換しておきました。

各種家電製品のリモコンや掛時計、目覚まし時計など、購入当初に入れた動作確認用の電池がそのまま入っている、なんてパターンは結構多いかも。この機会にチェックしてみるのもよろしいかと思われます。

対象機器が多数あり、大量のマンガン乾電池が必要なら、通販を利用するのもひとつの方法。例えば楽天市場ならこんな感じ、Amazon.co.jpならこんな感じで販売されております。





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