[Android 9/Magisk] Dolby Digital Plusを試してみる
そんな訳で「なくても別に困らないけど、あると少しうれしい」的なサウンドエフェクトをどうにかしてみる気になったりしました。そうなると、やっぱり入れてみたいのは、Dolbyブランドです。
探してみると、xdaのスレッドにてAndroid 9向けで汎用的に使えそうなヤツを見つけたので、これを試してみることに。ちなみに、オリジナルはDolbyの公開したこれをベースとして開発されたこちら。それをMagisk用に移植したのが、今回紹介するアプリとなっております。
で、このアプリ、上の行でサラリと書いておりますが、Magiskの拡張モジュールとして提供されております。TWRPで直接システムにインストールすることもできますが、ここでは強くMagiskモジュールとしての利用を推奨します。
インストール自体は簡単で、上記xdaスレッドの最初の投稿に付属するファイルからお好きなモノをダウンロードして、インストールしたいデバイスの適当な場所に保存。
あとは、Magiskのメニューから"モジュール"を選び、画面下部にある"+(プラス)"ボタンからダウンロードしたファイルを指定すればOK。端末を再起動すればDolby Digital Plusが有効となります。
なのですが、ウチの環境ではv6.3が今ひとつうまく動かず、操作ごとにアプリが落ちます。どうやらSELinuxがEnforcingだとこの症状が発生する端末/OSがあるらしく、当方がこれに該当した模様。
SELinuxをPermissiveにすれば解決するらしいのですが、それだけのためにやる作業ではない感じがするので、症状が発生しない旧バージョン(v6.1)でお茶を濁しております。
インストール後にMagiskの"モジュール"を開くと、こんな感じで組み込まれたモジュールが一覧表示されます。もし、なにか不都合が発生したら、項目の右横にあるチェックマークを外せば一時停止が可能。
また、その横のゴミ箱アイコンをタップすれば削除できます。こんな感じで一時停止やアンインストールがお手軽なのもMagiskモジュール版ならでは。しかも、システムを汚さないため、安心して試せます。
この辺の特徴がMagiskモジュール版を強く推奨した理由だったりします。
で、Dolby Digital Plusのアプリですが、起動すると上半分にはスペクトラムアナライザが、下半分にはサウンドエフェクトのメニューが表示されます。
サウンドエフェクトは用意された4種のプリセット(映画/音楽/ゲーム/ボイス)から選ぶか、好みの設定を保存できるカスタムを使用します。
カスタムでは、2種のイコライザー(手動設定/インテリジェントイコライザー)による音質調整に加え、3種のサウンドエフェクト(ボリュームレベラー/ダイアログエンハンサー/サラウンドバーチャライザー)が利用可能。
設定可能な項目は少なめですが、その分サクッと好みの設定が見つかります。当方の場合、カスタムにてインテリジェントイコライザーをドンシャリ系の"オープン"にして、音場を少し広げる"サラウンドバーチャライザー"のみONな設定で使用中。これだけの変更でも、それなりにメリハリのあるサウンドが楽しめます。
が、ウチの環境では少々問題もあって、メディア以外のサウンドにもエフェクトが掛かってしまいます。バグか仕様か微妙な線なのですが、例えば通知音までも元気になってしまい、最小音量にしてもちょっとうるさい感じとなります。
通知音とリングトーンはずっと同じモノを使っているので、変更は容認できません。なので、アプリ側で対処することに。方法はシンプルで、音楽を聞く時だけアプリを開いて機能をONにする。というモノ。
少々面倒ではありますが、音楽を聴く機会がそんなに多いわけではないので、今はこれで良しとします。もし、頻繁に操作が必要になるのであれば、ウィジェットを置くという方法もあります。
そんな感じのDolby Digital Plusでありました。「今どきDolby Atmosじゃないのはちょっと」という意見もありそうですが、機能的にも、実際に聴いた感じもスマホ向けのDolby Atmosとほとんど一緒です。アプリ名はもちろん、インターフェースにもDolby Digital Plusの表記は登場しないので、見た目的にも問題ナシ。
お手軽にいい感じのサウンドが聴けますので、Android 9な端末でMagiskを導入しているなら、一度試してみるのもよろしいかと思われます。
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