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aptX Low Latency対応のワイヤレスイヤホンを試してみる

2020年5月9日  2020年5月9日 
マグネットでくっつきます
深夜のテレビ視聴(とゲーム)を快適に楽しむために模索を始めた音声のワイヤレス化。今では、それなりに快適な環境が構築できているのですが、何となく新しいモノを試してみたくなりました。

ちょうど、Aukeyの"EP-B40"がリリースされたので、サクッと購入。左右のハウジングがケーブルで繋がれたベーシックな一体型イヤホンです。

メーカーの製品ページを見て「安っぽい質感だなぁ」と感じたのですが、実際のモノもチープな雰囲気でした。特にケーブルの途中に設置されたコントローラはプラスチッキーな質感で、安っぽさを感じさせます。

ケーブルは、良く言えば「しなやか」、悪く言えば「フニャフニャ」で、ちょっと弱々しい感じ。さらに、コントローラとケーブルの境目も造形でケーブルブーツっぽい形になっているだけであり、手荒に扱うと簡単に断線しそうです。

ハウジングにはイヤーウィングが装備されており、スポーツ時にも使えそうな雰囲気。また、イヤーチップが4種類(XS/S/M/L/XL)、イヤーウィングが3種類(S/M/L)付属し、好みのフィット感が得られます。個人的にはイヤーチップはMを、イヤーウィングはSを選ぶと良さげな感じとなりました。

ハウジングにはマグネットが内蔵されており、未使用時にはネックレス状にして首に掛けることもできます。保管/運搬時のからまりを防止するのにも効果的かも。

特徴的な機能としては、3種(ボーカル/高音/低音)から選べるイコライザーが内蔵されております。が、音質が劇的に変わるわけではなく、ほんの少し「変わったかなぁ?」と感じる程度のエフェクトとなっております。

バッテリに関しては60mAh×2となっており、コントローラではなく、左右のハウジングにそれぞれバッテリが搭載されている様子。充電用のUSB micro Bポートはコントローラ側に用意されており、分割バッテリを意識することなく充電できます。

試したくはありませんが、本体はIPX4相当の防水設計とのこと。スポーツ時の汗も気にしなくてよろしい感じです。で、ここからは音に関して。

音のクオリティに関しては使用者によって意見の分かれるところではありますが、個人的には問題ナシな感じです。「すごくいい音?」と聞かれると答えに困る微妙な線ですが、少なくとも「ひどい音」ではありません。

この製品のウリである(と思っている)aptX Low Latency対応ですが、実際にaptX Low Latencyで接続されることを確認しました。リアクションと口の動きがよく分かるテレビショッピングでチェックしてみましたが、なんの違和感もなく視聴できます。

実際にどの程度の遅延が発生しているのかデータは取っておりません。その辺に興味のある方には過去にテストした別製品での結果がこちらに掲載されておりますので、参考としてご覧いただけますれば。

aptX Low Latency以外の音声コーデックとして、無印aptX、AAC、SBCがサポートされております。AACおよびSBCに関しては未検証ですが、Android 9搭載スマホにてaptXでの接続を確認しました。

端末からバッテリ残量を確認
余談ではありますが、最近のAndroidではスマホ側でイヤホンのバッテリ残量がわかるようになった様子。

イヤホンとペアリングするとその画面に残量が数値で表示されるほか、ステータスバーにもアイコンが表示され、ざっくりとしたバッテリ残量が見て取れます。

iOSデバイスにおいては当たり前の機能ですが、Androidでもできるようになった点に関しては感慨深いものがあります。逆にスマホ以外で具体的なバッテリ残量を知る手立てがないのはアレですが。

あと、個人的に嬉しかったのはケーブルが擦れる際に発生するボソボソ音がしない点。一般的な有線接続のカナル型イヤホンを使うと、座った状態でちょっと動いただけでも不快なボソボソ音が発生します。

が、同じカナル型でも構造的にケーブルが擦れにくくなっており、結果としてボソボソ音が発生しない訳です。

そんな感じの"EP-B40"でありました。総評としては「買って後悔ナシ」な感じ。テレビやゲームのために音声のワイヤレス化を希望するなら、選択肢のひとつとして考慮すべき製品です。

全体的にチープな質感ではありますが、まぁ実際に安いし。その価格的なところですが、Amazon.co.jpではこんな感じになっております。aptX Low Latency対応製品としては、なかなかにリーズナブルであると言えそう。

なお、aptX Low Latencyで低遅延接続を実現する場合、送受信の両機器がaptX Low Latencyをサポートしている必要があります。なので、本製品だけで低遅延なワイヤレス環境が整う訳ではない点にはご注意を。

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