さまざまな物や事に関する、役に立ったり立たなかったりするテキストが綴られるブログ。

[Nintendo Switch] Android TVを起動してみる

2022年4月5日  2022年4月5日 
RCMジグを装着

「Nintendo SwitchでAndroidが動く(かもしれない)」と、風のうわさで聞きました。なんでも、Nintendo Switchのストレージを使用せず、外付けのmicroSDカードにインストールして使用するのだとか。

この方式なら安全性も高く、やらない手はありません。けれども、初期モデルのNintendo Switchのみでしかできない様子。まずは、その辺からチェックしなければなりません。

そんな時に便利なのがこちらのサイト。Nintendo Switchの本体底面やパッケージに記載されたシリアルナンバーをチェックすることで合否判定が行えます。

"Prefix"の部分はシリアルナンバーの上4ケタをプルダウンメニューから選び、その続きを"Serial Digits"に入力します。

シリアルナンバーのすべてを入力する必要はなく、"Prefix"に続く6ケタでOK。というか、それ以上は入力できません。

入力が完了した時点で、入力したシリアルナンバーの下に結果が表示されます。テキストのバックグラウンドが緑色ならOK。Android TVの起動が可能です。

幸いにも手持ちのNintendo Switchは緑色でした。なので、作業が進められます。なお、バックグラウンドがオレンジ色の場合は対策済みモデルらしく、今のところエンドユーザができることはないようです。

で、具体的な手順ですが、わかりやすく、かつ詳細に解説されたこちらのサイトを参照させていただきました。作業に関してはWindows PCが必須となっております。

なお、上記記事からのアップデートとして、XDAの元ネタのダウンロードリンクが切れている状態なので、以下のURLからダウンロードしてきます。

https://download.switchroot.org/android-10/

バージョンの違いによりファイル名は変わってきますが、名称に"atv"が含まれるのがAndroid TV用のROMになります。例えば"icosa-atv-20220309-rel.zip"のような感じ。

Androidのインストールに使用するmicroSDカードは、16GB以上が推奨されております。当方では、32GB版のSAMSUNG EVO Plus(Amazonアソシエイトリンク)を使用しました。ちなみに、RCMジグはAliexpressにて購入。送料込みで128円でした。

そんなこんなで、あっさりとAndroid TVが起動。動作もサクサクでmicroSDカードにインストールしたOSとは思えません。動画特化版であるAndroid TVだからかもしれませんが。

Androidと同時にOpenGappsもインストールしておいたので、Googleプレイも利用可能。Googleアカウントにログインすることで、普通にダウンロードできました。

Nintendo Switchがテレビ的な何かに

ちょうどAndroid TV向けの"NHKプラス"がリリースされたところだったのでインストールしてみました。なにげに好きな"0655"を再生してみたのが上記写真。

番組の方は問題なく再生できました。なお、Nintendo Switchの仕様により、著作権保護の仕組みであるDRM必須の動画は再生できません。例えばNetFlixのコンテンツなど。このため、多くの動画が再生できない可能性があります。

軽くいじっただけですが、不具合的なモノも少々ありました。Nintendo Switch本体をスリープさせるとWi-Fiが切れてしまい、自動的な接続もされません。なので、手動で接続してあげる必要があります。

また、ペアリング情報を削除してから再登録すれば、JoyConを本体から取り外しての利用(ワイヤレスリモコン)も可能でした。

が、この状態でNintendo Switchを再起動すると、JoyConのインジケータが点灯したまま接続してないという変な状態になってしまい、JoyConが機能しません。

この場合、JoyConのペアリングボタンを短く押して(インジケータの消灯を確認してから)、Nintendo SwitchにセットすればOK。程なく使えるようになります。

これらの不具合を除けば、動作自体は実に安定的。ドックに接続すれば外部ディスプレイへの出力も可能です。試しに、目の前にあるディスプレイにつないでみると、何の問題もなくフルHDで表示されました。

で、遊び終わったらNintendo Switchの電源を切って、AndroidがインストールされたmicroSDカードを取り外し、(ゲームでmicroSDカードを使っていたならそれを挿入して)電源をONにすれば原状回復となります。

再びAndroidを起動したくなったら、Nintendo Switchの電源を落として、Androidインストール済みのmicroSDカードを入れ、RCMジグを取り付けて音量+ボタンを押しながら起動。

そのままPCに接続して"TegraRcmGUI.exe"から"Inject Payload"を実行。"hekate"が起動したらRCMジグを外してJoyConをセット。画面の"More Configs"をタップし、インストールしたAndroidを選択すれば自動的に起動します。

ということで、まとめ。DRMの関係で視聴可能なコンテンツは制限されますが、興味のあるモノが見れる状態であるなら、案外とアリなのでは? という気になってみたり。Magiskのインストールも可能なので、ゴニョゴニョすればこの問題を解決できるかも。

しかも、Chromecastのようなデバイスを用意する必要がなく、大画面で動画が楽しめるのが秀逸です。さらに、Android TVのシンプルなインターフェースで使い方も簡単。そんな感じのNintendo Switch with Android TVでした。

Nintendo Switchで他のOSが使えるのは、初期モデルを所有するユーザの特権なので、対応機種を持っているなら一度試してみるのもよろしいかもしれません。特に、AndroidのカスタムROMに慣れ親しんだユーザなら感覚的に近いノリなので、サクッと遊べることでしょう。

ー記事をシェアするー
B!
タグ

コメント

ブログ検索
人気の投稿
お知らせ

当ブログのページには、アフィリエイトプログラムのリンクが含まれる場合があります。

管理人への連絡は...
・上部メニューバーの"Renraku"(PC版)
・ハンバーガーメニュー内の"Renraku"(スマホ版)
...のいずれかをご利用ください。

ラベル
新着投稿