シリコーン被覆なUSBケーブルを試してみる
普段使っている液晶ディスプレイは、USB Type-Cの給電コネクタが装備されたモバイル仕様なヤツ。なので、当然ではありますが、電源としてのUSBケーブル接続は必須です。今までは、とりあえず手元にあった適当なUSBケーブルを使用しておりました。
が、ごく普通のUSBケーブルであったため、接続時にディスプレイのUSB端子付近で大きく弧を描くようにケーブルが湾曲し、コネクタ自体やその付け根部分に負荷がかかる心配がありました。
そんな不安を解消すべく、新しいケーブルを探すことに。選定のポイントとなるのは、ケーブル自体がしなやかであること、および一方(または両方)のコネクタがL字型になっていること、の2点です。
良さげな製品を発見
それらの条件をクリアするのが、CIOの"CIO-SLL30000-CC"という型番の製品。カラーはブラックとホワイトの2種類、長さは1mと2mの2種類が用意されております。ちなみに、当方ではブラックの2mタイプをチョイスしました。
仕様的なところでは、USB2.0がサポートしており、データ転送速度は最大480Mbps。PD3.0にも対応しており、最大100Wでの給電が可能なようです。なお、USBのAlternate Modeには非対応とのこと。
シンプルなパッケージの中には、本製品の他、日本語/英語表記のマニュアル(兼保証書)と面ファスナー製のケーブル止め(ケーブルに装着済み)が同梱されております。
実際に使ってみました
ケーブルの被膜にはシリコーン樹脂が採用されており、メーカー曰く「しなやか過ぎて絡まない」のだそうな。また、一方のコネクタがL字型になっており、当方の要望にはバッチリです。
パッケージから出してケーブル止めをほどくと、本当にフニャフニャなケーブルでした。今まで多数のUSBケーブルを試しましたが、こんなの初めて。100W PD対応なので、それなりにケーブル径は太めですが、しなやかさは抜群です。
ケーブル被覆の質感は、いわゆるシリコーン樹脂のアレ。しっとりと気持ち良い感触ですが、ホコリを呼びそう。
で、実際に液晶ディスプレイとPCを接続してみましたが、これまでのUSBケーブルとは雲泥の差。コネクタへの負荷も少なく、収まりも良い感じとなりました。
耐久性は気になるところですが...
ケーブルの被覆がシリコーン樹脂ということで、加水分解によるベタつきが気になるところではあります。もっとも、それはしばらく使ってみないことには分かりませんが。
USB2.0サポートということで、データ転送もそれなりの速度しか出ません。なのでPDを含めた給電用と割り切るのがよろしいかもしれません。
ちなみに、実際の販売価格ですが、例えば楽天市場ならこんな感じ。Amazon.co.jpならこんな感じとなっております。
国内メーカーということで、若干高めな価格となっておりますが、USBケーブルなんてそう買い替えるものでもなし、このぐらいなら許容範囲でしょう。
また、今回紹介したモノ以外にも、ストレートコネクタの普通なUSBケーブルや、iOSデバイス向けのLightningケーブルも用意されておりますので、しなやかなUSBケーブルを探しているなら要チェックのシリーズであると言えそうです。
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