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【GIMP2.10系】チョークボードレタリング風味な画像の作り方

2023年2月18日  2023年2月18日 
見栄えとしてはこんな感じ

ちょっと挿絵がほしい時などに便利なチョークボードレタリング風味の画像。上記画像のような感じのヤツです。絵心がなくても、手軽に作成でき、それなりに見栄えもよく重宝しております。

けれども、まれにしか使わないため、使いたいと思った時にはその加工手順を忘れていたりします。

ならば自分のブログに書いておけば、そのつど検索する必要もなく、すぐにアクセスできて便利なハズ。ということで、フリーのグラフィックソフトであるGIMPを使った場合の加工方法を書き残します。

なお、本稿ではバージョン2.10.32(リビジョン1)のGIMPを使用しています。

まずは素材の準備から

チョークボードレタリング風味な画像に必須なのが黒板。けれどもそれを常備している家庭は少なく、もちろんウチにもありません。仮にあったとしても、ライティングなどに気を使わなければならず、撮影はかなり面倒です。

そんな時に便利なのが、一定の条件下で素材として使える写真やイラストをユーザに提供するストックフォトというサービス。今回は以下のサイトから写真を拝借しました。

写真素材無料【写真AC】

サイトに掲載された写真や画像は、規約の範囲内でダウンロード/利用でき、加工も自由。例外条件はあるものの商業利用が可能で、クレジット表記は不要です。

比較的ゆるい規約、ってな言い方をすると誤解されそうですが、利用者に優しい仕様になっているのは確か。掲載データも豊富で、画像サイズもS/M/L(MサイズでフルHD)選べます。

この他にもバリエーションとして...

イラストダウンロードサイト【イラストAC】
フリー動画素材ダウンロードサイト【動画AC】

...などのサービスがあり、フリー素材に興味があるなら要チェックです。

GIMPでの加工手順

ここからは、実際の加工手順をスクリーンショットを交えながら順を追って説明します。

文字を入力する

ダウンロードした素材写真をGIMPで開き、ツールパレットから"テキスト"を選択。画像上の適当なところで左クリックすると、テキスト入力カーソルとフローティングウィンドウが表示されます。

テキストツールの選択と文字入力

このままキーボードで文字を入力します。入力が完了したら、マウスのドラッグで入力した文字を選択し、フローティングウィンドウにてサイズや装飾を調整。位置の変更はツールパレットの"移動"を使います。

フォントサイズを調整

文字をにじませる

フォントのエッジをにじませることで、チョークで描いた風の加工を施します。

文字の画像が選択された状態でウィンドウ上部のメニューから"フィルター"→"ノイズ"→"拡散"を選択します。

エッジをにじませてチョーク感を出す

フローティングウィンドウにてHorizontalとVertical(水平と垂直)の値を調整。今回のサンプル画像ではそれぞれ"5"を指定しています。

ほどほどな感じになるよう数値を指定

文字をかすれさせる

今度は、フォント自体をかすれさせ、チョークで塗りつぶしました感を出すための加工を施します。

文字の画像が選択された状態でツールパレットの"塗りつぶし"を選び、"塗りつぶし色"としてパターンを選択。パターン名が表示された小さなサムネイルをクリックして適当なパターンを選びます。ここでは"Marble #3"を選択しました。

パターンで塗りつぶしてかすれ感を出す

続いて文字の画像部分を右クリックし、"レイヤー"→"レイヤーマスク"→"レイヤーマスクの追加"を選択します。

レイヤーマスクを追加

フローティングウィンドウにて、レイヤーマスクの初期化方法として"完全不透明"を選択。続けて"追加"ボタンを押したら、そのまま画像の文字部分を左クリックして塗りつぶしを適用する。

パターンで塗りつぶすv

画像の調子を整える

最後に、ウィンドウ上部のメニューにて""→"明るさ-コントラスト"を選択する。

明るさ/コントラストを調整

フローティングウィンドウにて"明るさ"と"コントラスト"をそれぞれ調整する。ここでは明るさ"40"、コントラスト"-5"に設定しました。

ちょっと明るめに

あとはウィンドウ上部のメニューにて"ファイル"→"名前を付けてエクスポート"で、適当なファイル名で保存するだけ。なお、画像フォーマットはファイル名で指定した拡張子(.jpg/.png/.webpなど)のとおりとなります。

そんなこんなで完成です

完成した画像の文字部分を拡大してみました。それっぽく見えるでしょうか?
チョーク感は表現できてる?

操作をテキストで説明しようとすると、どうしもボリューム多めになってしまいます。が、実際に作業してみると手順はそれほど多くなく、簡単に完成するのがわかるかと。

今回使用したグラフィックソフトのGIMPは無料だし、素材も無料。かかるのは手間だけです。という訳で、興味のある方にはぜひ一度お試しを。

以上、チョークボードレタリング風味な画像の作り方紹介でした。


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