Pixel8の外部ディスプレイ出力(ミラーリング)を縦画面にする方法
これまで使っていたスマホの電池がヘタってきた雰囲気なので、奮発してPixel8を買ってみました。2世代前のモデルではありますが、それなりに痛い出費。
なぜにPixel8かと言うと、Android15のバージョンアップにて外部ディスプレイに出力できるDP alt modeがサポートされたらしく、それを使えるのがPixel8シリーズ以降の機種であったため。
その中で、最もコストパフォーマンス的に良さげだったのがPixel8なのでした。
で、そのDP alt modeですが、利用するためにはUSB Type-Cでの映像入力に対応したディスプレイ、DP alt mode対応のUSBケーブルが必要となります。もちろん、電源も。
そのいずれも手元にあったので、サクッと試してみました。なお、Pixel8はAndroid16にバージョンアップ済みの個体を使用しました。
たいして大きく映らないのですが...
まずは、モバイルディスプレイを通常の横画面状態で置き、そのままPixel8を接続してみます。
確かに外部ディスプレイ出力は働いていますが、15.6インチの画面中央にPixel8の画面がポートレート(縦画面)で表示され、その左右は単なる黒帯。
期待値ほどにはスマホの画面が拡大されることもなく、少々がっかりです。
ただ、スマホの画面を回転させ、ランドスケープ(横画面)にした場合には話が違ってきます。特に動画鑑賞で便利。スマホとディスプレイの長辺が近いモノとなるため、そこそこ大画面で鑑賞できます。
ポートレートをでかい画面で見たいのだ
とは言え、ポートレートでの表示がショボいのは相変わらず。そんな訳で設定変更で対応してみます。
まずは、Pixel8に外部ディスプレイを接続し、ミラーリングを有効化します(参考:本稿トップの図)。
続いて、Androidの"設定"から"接続設定"を開き、"外部ディスプレイ"をタップします(下図の左側)。すると、下図の右側の画面に移行するので、"回転"をタップします。
ダイアログが表示され、標準/90°/180°/270°の選択肢が現れるので、"90°"または"270°"を選択します。これでOK。
後はディスプレイを物理的に回転させ、縦画面にすれば以下のとおり。
Pixel8の長辺が2400ドットであるため、フルHDなディスプレイの長辺(1920ドット)には収まりません。アスペクト比を保ったまますべての画面を表示するため、左右に黒帯が付くことになります。
少し残念ではありますが、このぐらい拡大してくれるとディスプレイ出力の有用性と気分がグッと上がります。
まとめ:とりあえずは及第点
Pixel8の映像出力を外部ディスプレイに表示する試み、とりあえずは満足できる結果となりました。
ポートレイトからランドスケープへの切り替えは手動でやらなければなりませんが、特別な周辺機器を用意する必要がなく、お手軽でよろしい感じ。
なお、外部ディスプレイの接続に使用するUSBケーブルは必ず映像出力に対応したモノでなければなりません。もし、新規で購入する場合にはご注意を。
「映像出力」や「DP alt mode」などの文言が明記された品を購入するようにしましょう。例えば楽天ならこんな感じ、Amazon.co.jpならこんな感じで探します。
【あまり役立たないオマケ情報】
外部ディスプレイを接続した状態でのtorne mobileの録画再生は不可でした。その辺は大人の事情があるようで。





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