【MX Anywhere 3】サイドボタンのスイッチを交換してみる
先日ホットスワップ改造を施したLogicool MX Anywhere 3ですが、チャタリングが発生していた左右スイッチ以外にも気になっているところがありました。
それは、サイドボタン。スイッチが妙に重く、意識して力を込めないと押せません。ただでさえマウスが不安定になりがちな"つまみ持ち"をしているのもあって、サイドボタンの押しづらさはハンパない感じです。
ということで、サイドボタンのスイッチを交換してみることに。
互換性のあるスイッチを探せ!
スイッチを交換するためには、MX Anywhere 3のサイドボタンに「どのメーカーのどの型番の製品が使われているのか」を知る必要があります。が、Webで検索をかけても、情報は見つからず。
となれば、現物をチェックして互換性のありそうなモノを探すしかありません。で、マウスをバラして該当スイッチのサイズを測ってみると、サイズが約5.2mm×5.2mmで、高さは約1.5mmな雰囲気。
サイズが分かれば、あとは簡単。で、見つけたのがアルプス電気(現アルプスアルパイン)の"SKQGAFE010"という製品。詳細なデータは製品情報にて。
このスイッチは作動力が0.98Nとなっており、サイドボタンのフィーリング改善には良さげな感じ。シリーズには同じサイズで作動力が1.57Nの"SKQGABE010"もあるのですが、今回は徹底的に軽くする方向で"SKQGAFE010"に決めました。
"SKQGAFE010"は入手性もよろしく、通販なら千石電商のオンラインショップで購入可能です。
という訳で、サクッと手配しました。以下の写真が"SKQGAFE010"の現物です。
オリジナルのスイッチを外すのが難関です
今回の作業で一番難しいのは、オリジナルのスイッチを除去する作業。当方の場合、以下のような方法で作業しました。
- スイッチの足(4本)にハンダを追加して溶けやすくする。
- どれか1本の足に熱を加えてハンダを溶かし、ホーザンのステンレスプローブを足の付近に差し込み(あるいは引っ掛け)、溶けたハンダと共に足を持ち上げる。
ステップとしては2つだけですが、一発で決まることは皆無。なので、それぞれの足を少しづつ持ち上げるような感覚で作業を進めました。
ちなみに、ステンレスプローブというのはこんな感じのツール。Amazon.co.jpや楽天市場でも購入できます。
苦労しつつも、なんとかスイッチを除去できました。後は、新しいスイッチをハンダ付けするだけ。やり方としては以下のような感じです。
- 4つあるパッド(スイッチの足をハンダ付けする場所)のひとつに少しだけハンダを盛り、位置合わせしたスイッチを軽く押さえつつハンダを溶かして仮固定する。
- 位置合わせに問題がなければ、残りの足(3本)をガッツリとハンダ付けする。
- 最初に処理した足を本格的に固定するため、ガッツリとハンダ付けする。
元々付いていたスイッチと"SKQGAFE010"は表から見るとよく似ていますが、裏返すとまったくの別物であることがわかります。写真右側が"SKQGAFE010"。
で、どうなった?
サイドボタンのスイッチをまるっと交換した訳ですが、動作に問題はありません。普通に機能してくれます。
スイッチ交換により、サイドボタンが軽い力で押せるようになり、つまみ持ちでもさほどストレスを感じなくなりました。
さらに、作動音が小さくなったというのも嬉しい副産物。押した際に生じる樹脂製ボタンのきしみ音と、スイッチの作動音が同じレベルの静かさです。
これはもう「静音ボタンである」と言い切ってもよろしいのでは?
参考までにクリック音を録音してみました。前半が左クリックの音(スイッチはHUANO Transparent Blue Shell Pink Dot)、後半がサイドボタンの音です。小音量なのでヘッドホン推奨。
ハンダ付けなどの作業が必要であるため、万人向けのネタではありません。が、その辺のスキルをお持ちで、MX Anywhere 3のサイドボタンの硬さや音に不満があるなら、強力にオススメしたい改造ネタでありました。



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