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[A100] オフラインで徒歩ナビを試してみる

2011年10月26日  2013年5月16日 
ナビアプリのスタート画面
以前本ブログでも取り上げた『Maps(+)』や、『Google Maps』のダウンロード(事前キャッシュ)機能を使用すれば、オフラインでも地図を参照することができます。

これだけでも結構便利ではあるのですが、当然のように目的地への行き方は自分で考える必要があります。

それを自動化してくれるのが「Googleマップナビ(アプリ名は"ナビ")」。いわゆるカーナビと同等な動作を実現するアプリであります。最近では徒歩での移動もサポートしてくれる「徒歩ナビ」機能も利用可能となっておりますので、これを試してみることに。

普通に試しても面白くないので、あえてオフラインで運用してみます。本アプリは、基本的にオンラインで動作するため、オフラインで使用するためには事前の準備が必要となります。

それは、オンラインの状態で経路データならびに地図データをキャッシュすること。どちらも『ナビ』で実施する訳ですが、アプリの起動には2通りの方法があります。ひとつは『Google Maps』のある地点を長押しして表示されたメニューから起動する方法、そしてもうひとつが直接アイコンをタップして起動する方法です。

『Google Maps』から『ナビ』を起動
こちらが『Google Maps』から『ナビ』を起動する際の画面。目的地にしたい場所を長押しすると、画面中央にあるフキダシが出現します。これをタップすると左のメニュー画面が現れますので、「経路」をタップすればOK。続いて車/徒歩どちらを使用するか指定すれば経路が表示されます。

一方、『ナビ』アイコンをタップして起動した場合には、冒頭の画面が表示されます。目的地を指定する前に、画面左上にあるメニューから「徒歩」を選択するのをお忘れなく。目的地はテキストで入力することもできますが、お勧めは音声入力。ランドマークでも地名でも言うだけで良く、その認識率の高さに驚かされます。いずれかの方法で目的地を指定したら、こちらも地図上に経路が表示されます。

目的地が有名スポットやランドマークだったりする場合には、直接『ナビ』を起動しての音声入力、友人宅や特定の名称がない場所の場合は『Google Maps』から『ナビ』を起動するのがよろしかもしれません。

いずれの場合も、経路が表示されたら、具合の良いサイズまで地図を拡大し、経路に添って地図をずらしつつ表示させます。これで、地図データをキャッシュに貯める訳です。稀に「オイオイそれは車道ですぜ」という経路が表示される場合もありますが、ベータ版ということで長い目で見てあげましょう。

ひと通りキャッシュに貯めたら、もう端末をスリープさせてはいけません。経路データが破棄されてしまうためです。あらかじめ「設定」でスリープを禁止しておくのも、ひとつの方法かと。

あとは、経路に従って歩くだけ。本アプリには音声アナウンス機能があり、曲がり道の40mほど手前に差し掛かると「右方向です」とか「左方向です」などと教えてくれます。

前を見れば一目瞭然なので、徒歩ではあまり意味のない機能ですが、「ナビ使ってる感」がなかなか良い気分にさせてくれます。

なお、フリーの音声合成エンジンである『N2 TTS』をインストールしている場合、生のXMLが読み上げられてしまうため、『ナビ』の利用時にはOFFにしておいた方がよろしいでしょう。日本語TTSがなくても、日本語でアナウンスしてくれるのでご心配なく。

経路を外れてしまった場合ですが、運が良ければオフラインのままでも経路の再検索が可能です。しかし、それができない場合もあり、オフラインで使用する場合には極力経路を外れないようにした方がよろしいでしょう。

再検索が可能かどうかはユーザ側で判断することができません。まぁ経験を積めば勘で分かるようになるのかもしれませんが。

徒歩で1時間少々の「オフラインで徒歩ナビ」利用でしたが、とりあえず問題なく使用することができました。実験的にはOKな感じですが、実際に活用できるかどうかは微妙な雰囲気です。

まず、『ナビ』は現在地からの経路を案内するアプリとなっており、オフラインで使用する場合には自宅やオフィスなどWiFiの使える場所がスタート地点となります。すなわち、移動先で「ここからの経路を検索するぞ」ということができません。

もちろん、3G回線や公衆無線LANサービスなどでオンラインになることができるなら、この問題は発生しません。

けれども、どうにも難しい問題がひとつ。それは、電池の減りが異常に速くなってしまうという点です。後日チェックしてみようと思っているのですが、体感的には2倍近い速度で電池が減っているよな雰囲気です。

屋外なので画面の輝度が常に最大レベルなのに加え、スリープ禁止、GPS、WiFiと電力を消費する要素がてんこ盛りのため、不可避の問題と言えそうです。

さらに、『ICONIA TAB A100』の場合、12V給電が必要なため、ありがちなUSB用のモバイルバッテリも使用できません。なので、オフラインかつ徒歩ナビの場合、2時間程度しか使用できないであろうと思われます。

その問題はさておき、「徒歩ナビ」は使って楽しく、オフラインでもなんとかなりそうな機能です。現在はベータ版という位置付けですが、今後の展開が楽しみなところ。そして、実験の結果、無性にWiFiルータが欲しくなった今日この頃です。

***Edit***
ちゃんとしたオフラインナビアプリを試してみました。詳しくはこちらから。



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