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2013/05/07

OsmAndでオフラインナビを試してみる

見栄えする場所を選んでみました
以前Google Mapsを使ってオフライン状態の徒歩ナビを試したことがあるのですが、その時はキャッシュに収めた地図を使用するというリスキーな手法でした。

今回は、オフラインでも機能するようにデザインされた地図アプリを試してみます。なので、いつでもどこでも起動するだけで普通に使える、というのがポイントです。

使用するのは"OsmAnd"というアプリ。何やら呪文チックな名前ですが"OpenStreetMap for ANDroid"の略称であると聞けば納得できるかと。

"OpenStreetMap"というのは、「道路地図などの地理情報データを誰でも利用できるよう、フリーの地理情報データを作成することを目的としたプロジェクト」であります。詳しくはこちらのページをご覧くだされ。

"OsmAnd"にはフリー版と有償版が用意されておりますが、主要な機能には違いがありません。アプリが気に入った方は、プロジェクトを応援する意味でも有償版を購入するのがよろしいかと思われます。

アプリは普通にPlayストアで入手可能。ただ、アプリ本体をダウンロードしただけでは機能せず、別途地図データをダウンロードする必要があります。もちろん無料。初めてアプリを起動した際には、メッセージが表示され、そのままの流れでダウンロードすることができます。

地図データは、おおまかな地域毎に区分けされておりますので、必要な地図データのみをダウンロードすればOK。

地図データをダウンロード
例えば日本の地図データであれば、Japanで絞込みをかけてから、Japan Asiaにチェックを入れてダウンロードボタンを押せばOK。見ての通り、容量は700MB近くあるのでWi-Fi接続を推奨します。

"Worldwide Wikipedia"は、有償版のみがダウンロードできるデータとなっております。有名観光地関連のデータなので、通常利用においては必要ありません。

地図データのダウンロードが終われば準備は完了。デフォルトのセッティングで問題なく使用できますので、まずは使ってみることをお勧めします。

地図の見た目ですが、冒頭のスクリーンショットのように、都市部では建物などの様子が分かるほど情報量が豊富です。が、周辺地域ともなるとスカスカ。かろうじて公共施設やランドマークの存在が分かる程度になってしまいます。道さえ分かればOKってな寛容な気持ちでひとつ。

使い方はGoogle Mapsと同じような雰囲気になっているので、基本的な操作で迷うことはなさそう。GPSで検出した現在地を表示できるのはもちろん、オフラインナビ機能も利用できます。

ナビモードも、自動車、自転車、歩行者の3つが用意されており、状況に応じて選択可能。また、自分でお膳立てする必要がありますが、サウンドファイルやTTS(Text-to-Speech)を使った音声ナビ機能も利用することができます。

ルート検索も簡単で、行きたい場所をロングタップして、緯度と経度が表示された囲みをタップ。"地点へナビゲート"を選択すればOK。そのままの流れでナビモードを選択すれば、即座にルートが表示されます。

ルートナビゲーション画面
ということで、近所の散歩で徒歩ナビを使用してみたのがこちらのスクリーンショット。中心部分はそこそこ賑わっている商店街で、周囲も普通に住宅街なのですが、地図からそれを読み取ることは不可能。どれくらいスカスカなのかがよく分かるかと。ちなみにGoogle Mapsではこの辺になります。

画面に表示される要素としては、中心の青矢印が端末の位置で、そこから広がる淡青の扇型が見ている方向。赤矢印が目的地の方向を示しています。また、ナビらしく、画面左上には次に曲がる場所までの距離、画面右上にはゴールまでの距離や到達予定時刻などが表示されます。

自動的に選択されるルートですが「この道を選ぶとはなかなかやるね!」といった感じから、「どうしてそうなるのかね?」といった雰囲気までさまざま。

非現実的なルートが選択されてしまった場合には、指示を無視して赤矢印(目的地)の方向に進んでしまうのもひとつの方法です。道を外れると再検索が実施されるので、希望に近いルートが得られる可能性が高まります。

あまり賢くないナビなので、完全に頼りきってしまうのは問題がありそうですが、サポートツールとしては十分に役立ちそうな雰囲気。しかも、完全にオフラインで動作するため、電波状況などを気にする必要もありません。災害時など、ネットワーク接続を控えたい場合の帰宅支援にも役立ちそうです。

また、画面をつけっぱなしにする関係で、電池がモリモリ減っていきますが、ネットワークを使用しない分、電池には優しくできるかと。音声ナビを使用すれば、画面が消えた状態でも音声でルートを案内してくれるので、使い方によってはさらなるランタイムの延長も可能です。

Google Mapsが完全な状態でオフライン運用できればベストなのですが、容量的にも政治的にも難しい現状、"OsmAnd"でオフラインマップを補完するのは十分に有効であると思われます。



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