[A100] TWRPを試してみる
『TWRP』は、CWMと同様なAndroidのリカバリシステムなのですが、「タッチパネルで操作できる」という特徴があります。
このため、"kindle fire"のようなボリュームボタンのない端末でも使えるようになっている訳です。もちろん、"iconia tab A100"にはボリューム調整用の物理的スイッチが装備されているので直接のメリットにはなりません。が、目新しいのでちょっと試してみることに。
なお、インストールにあたっては、リーク版のICSで、root化ならびにブートローダーのunlockが実施されている必要がありますのでご注意を。今回は"ZN Custom Firmware"の環境にインストールしました。
導入方法ですが、xdaの該当スレッドから"recovery_A100ICS_TWRP.zip"をダウンロードしてきて、適当な場所に展開します。このアーカイブにはリカバリイメージの他、インストールに必要なプログラム一式が同梱されております。
なので、"iconia tab A100"とPCとをUSBケーブルで接続した状態で"install.bat"を実行すればOK。数回再起動された後、『TWRP』が立ち上がります。
本投稿の冒頭にあるのが起動時の状態(ホーム画面)となります。ROMのインストールやバックアップ/レストア、ワイプといったお馴染みの機能が用意されており、それぞれのボタンをタップすることで各機能を実行できます。
画面右上には3つのボタンが用意されており、左から順に"ホーム画面に戻る"、"ひとつ戻る"、"ログを見る"という機能が割り当てられております。
で、タッチパネルでの操作感ですが、なかなかに快適です。
ファイル名をタップすることで選択できたり、タップしてチェックマークを付けることでオプションが有効なったりするなど、GUI(Graphical User Interface)ならではの使いやすさがあります。
特に良くできていると感じたのは、ROMの書き込みやバックアップなどクリティカルな操作の実行方法。単なるタップではなく、矢印アイコンをスライドさせることで実行されます。
ちょうどAndroidのスライドロックを解除するのと同じ感覚。これなら、うっかりタップしちゃって期待しない機能が実行されてしまう事故も防止できます。
また、"Advanced"メニュー内には"File Manager"まで用意されており、コピーやムーブ、削除などのファイル操作が行えます。使いどころがよくわからないのですが、あればあったで便利な機能かもしれません。
なお、ウチの環境だけの事例かもしれませんが、最初の起動時には内蔵ストレージを使用するようになっており、外付けのmicroSDカードに保存したROMなどが見えない状態でした。これは"Mount"メニュー内にある"Using external SDCard"にチェックを入れることで回避できます。
「CWMと比較してどうなのよ?」という点に関してですが、できることに大きな違いはなく、異なるのは操作性のみ。なので、好みの方を使うという感じでよろしいかも。個人的には気に入ったので、しばらく使ってみようと思っております。
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