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[A100] ZN Custom Firmwareを試してみる2

2012年5月23日  2013年5月5日 
ホームにてAcerRingを起動
"iconia tab A100"で使用可能な"ZN Custom Firmware"の新バージョンが公開されました。純正ICS(いわゆる014版)をベースとしたカスタムROMであります。

リーク版がベースとなっていた前バージョンも結構良い雰囲気だったので、今回もサクッとインストールしてみることに。

インストールにあたっては、ブートローダーのunlock、ならびにカスタムリカバリ(CWMやTWRP)が導入済みであることが前提となります。また、ROMのアーカイブはxdaのこちらのスレッドの冒頭のリンクから入手可能です。

ROMのダウンロードですが、無料/有料の両方が用意されており、無料の方はとんでもなく遅いので要注意。正確には計っていないのですが、3時間ぐらいかかったような。

そんな"ZN Custom Firmware - 1.014.00_ZN-v1.2"の特徴は以下のような雰囲気となっております。抜粋なので、オリジナルの書き込みもご参照くだされ。

・root取得済み
・NTFSフォーマットのSDカードサポート
・Init.dスクリプト有効化
・AcerRingインストール済み
・Acer&Googleアプリの削除
・おすすめアプリのプレインストール(削除可能)
・build.propのカスタマイズ
・バッテリインジケータの変更(%表示に)
・カスタムブートアニメーション(Frosty-Boot [v.Acer] with GEARS)

前バージョンに搭載されていたダウンクロック機能は削除されたようです。また、プレインストールのアプリはユーザエリアにインストールされるため、アプリ管理ソフトや"Settings"→"Apps"から削除することができます。

あらかじめ不要なアプリが分かっているなら、事前に削除することもできます。当方には不要なモノばかりだったので、作者に申し訳ないと思いつつ、インストール前に削除させていただきました。この作業に関してはこちらの投稿が参考になるかも。

インストール作業はカスタムリカバリにて実施するようになっており、当方ではTWRPを使用しました。で、インストール時の注意事項をいくつか。

ブートアニメーションは/system/mediaにインストールされます。すでに、独自のモノを/data/localに入れて使っている場合、ファイルは書き換えられず、優先度も/data/localの方が高いようで、インストール後もいつものブートアニメーションが再生されます。

また、ワイプをかけなかった場合でも、デフォルトのホームに配置したショーカット類は削除されます。なので、インストール後に設定し直す必要があります。

フォントはCJKインストールされます。なので、他のフォントに変更していた場合、こちらもファイルのコピーならびに/etc/fallback_fonts.xmlの編集が必要となります。

フォントの話が出たのでついでに日本語に関して。ベースとなった014版と同様、日本語の表示は可能、一部メニューには日本語化されている、といった感じになっております。

メニューは主に英語
"About tablet"の表示はこちらのスクリーンショットのようになっております。

ちなみに、画面の中央下にある●がAcerRingの起動ボタン。どのアプリを使用中でも起動することができます。バッテリ残量の表示もアイコンからパーセント表示へと変わっております。

実際の使い勝手ですが、気持ちサクサク感を感じる...かなぁ? といった感じ。build.propがかなりいじられており、見えない部分でもチューニングされているのですが、それを身を持って感じる、という程ではないというのが正直なところ。

それでも、ベースとなっているのがAcer純正のA100用なので安定感も上々。ドルビーモバイルなどの独自機能もきちんと動作します。カスタムROMの入門用にはよろしいかもしれません。



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