[Nexus7] USB DACを試してみる
けれども、あまたあるカスタムカーネルの中にはUSBオーディオをサポートしているモノがあります。ウチで現在使用中のfaux123版カーネルもそのひとつ。
せっかく有効になっているのだから一度は試してみたいものです。とは言え、オーディオ方面には関心が薄くUSB DACなど持っているハズもありません。そこで早速手配してみました。
モノは、(有)ユーエヌゼットが製作したUSB DAC。むき出しの基板状態ですが、特にハンダ付けなどは必要ない完成品となっております。DAC用のチップにはポピュラーなPCM2704が、コンデンサにはマニアの間で有名なOS-CONが使用されております。
ちなみに、入手先はYahoo!オークション。スペックなどの詳細に関してはこちらの一覧から該当商品を探してチェックしてみてくだされ。見つからない場合は、後日アクセスするのがよろしいかと。
そんなこんなでモノが届きましたので、早速接続してみます。
基板には、USB Aコネクタが取り付けられているので、OTGケーブルへの直結が可能。接続すると基板上の青色LEDが点灯して通電を知らせてくれます。
基板上のステレオミニジャックにヘッドホンを差し込み、音楽を再生してみると...鳴ったのは"Nexus7"のスピーカーでした。システムの設定などを覗いてみても新たな項目が増えたような雰囲気はありません。
ふと思い立ち、端末を再起動してみると、USB DACに接続したヘッドホンから音が。どうやら出力先を切り替えるのにリブートが必須のようです。リブートした後で最初に聞こえてきたのはタッチ操作音だったのですが、それが無駄にハイクオリティで思わずニヤリとしてしまいました。
もちろん、音楽プレーヤーでの再生も問題ありません。薄皮がはがれたようなクリアな音が楽しめます。今のところは何かのオマケに付いてきたインナーイヤーヘッドホンを使っているので、少し良い物に変えたらさらに楽しめそうです。
このUSB DACは非常にコンパクトなので、持ち歩きもOKな雰囲気。もちろん、基板のままではダメです。金属に触れてショートしてしまう可能性があるのはもちろん、部品の足が出ているハンダ面で他の何かを傷つけてしまう可能性が大です。
という訳で作ってみました、専用ケース。基板の幅や長さは問題ないのですが、高さが非常にタイトなのでハンダ面に飛び出したパーツの足も微妙に削ってあります。
この作業にはPROXXONのモーターツールを使用しました。基板を傷つけてパターンカットしたりしてしまうと面倒なので作業は慎重に。
逆にフリスクのケース自体はやわらかなので、デザインカッターなどの刃物があれば、比較的簡単に加工できます。ケースとしての機能は十分なうえ、話のタネとしても使えそうな一石二鳥のケースとなりました。
なお、使用後に元の状態に戻す場合も(USB DACを外してから)リブートが必須となります。この辺が面倒ではありますが、将来的にはシステムのバージョンアップにより解消されると信じたいところ。
今回の試みでは、とりあえずUSB DACの動作が確認できました。深みにハマるとまずいので、ここから先の探求はオーディオマニア諸氏に委ねたいと思う次第であります。
**Edit***
新たなUSB DACを導入してみました。詳しくはこちらから。
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