[Nexus7] ePSXeをPS3用コントローラで遊んでみる
前々から気にはなっていたのですが、試す機会がありませんでした。
最近のバージョンアップにより"FPse"がおかしなエラー(Switch off the usb storage mode)を吐くようになったので(※1)、なんとなく"ePSXe"を試してみました。まずは軽くレビューなど。
"ePSXe"の初回起動時に必須となるのがBIOSの指定です。これは"Preferences"内の"Bios file"でBIOSが保存されている場所を指定してあげればOK。他のオプションはそのままでも、ひと通りゲームを遊ぶことができます。
設定できるオプションもそれほど多くなく、迷うことはなさそう。"FPse"では難解なオプションが多く、手探りで効果を試す必要がありました。それがエミュレータの醍醐味のひとつではあるのですが、初心者には"ePSXe"のシンプルで分かりオプションはありがたいかもしれません。
また、レンダリングに関しては、内蔵のソフトウェアエンジン/ハードウェア支援エンジンに加え、実機を凌駕する美しい描画が特徴のOpenGLも選択可能。
ただし、必要なファイルは自分でダウンロードしてくる必要があります。
けれども、設定自体は簡単。"Preferences"内の"Video Preferences"→"Gpu Plugin"でプラグインの保存場所を指定し、"Video Renderer"で"OpenGL Plugin"を選択するだけです。
コントローラに関しては他のエミュレータ同様、画面上に表示されるバーチャルコントローラが使用可能なのですが、どうせなら物理コントローラで遊びたいものです。
という訳で、Android端末でPS3用コントローラ(SIXAXISまたはDUALSHOCK3)を使えるようにするドライバ的なアプリ"Sixaxis Controller"をセットアップしてみましたので、その辺をチラリとご紹介。
なお"Sixaxis Controller"自体のインストールに関してはここでは割愛させていただきます。興味のある方はこちらの投稿をご参照下され。
"Sixaxis Controller"側では改めて設定を変更する必要はないのですが、もし"Preferences"→"Gamepad Settings"→"Enable Gamepad"にチェックが入っていない場合には有効にしておきましょう。これにより、物理コントローラに対応している"ePSXe"ではIMEを切り替えずにコントローラが使用可能となります。
一方"ePSXe"側の設定ですが、メインメニューから"Preferences"を開き、"Input Preference"の"Controller 1"をチョイス。ここでは、"Pad Type"を"HW Buttons"に、"Pad Skin"を"None"に設定します。これは、バーチャルコントローラの絵柄を画面に表示させず、機能も停止させておくための設定となります。
続いてキーマップを指定するため"Controller 1 map buttons"を開きます。項目をタップして対応させたいコントローラのボタンを押す、という流れがキーマップの設定方法。これを必要なキーひとつずつに行います。
なお、LeftUpからDownLeftまでは斜め入力に関するモノなので特に設定する必要はありません。"Unmapped"のままでOK。また、"Mode"ボタンが謎だったのですが、一応PSボタンに割り当ててみました。
そんな感じでキーマップを設定したのが左のスクリーンショットとなります。
コントローラの設定に関してはこれで完了。"Sixaxis Controller"を使用するためにはシステムのroot化が必須となりますが、PS1エミュレータでゲームを快適に遊ぶためにはこれ以上に適したコントローラはありません。
ちなみに、USB OTGケーブルで有線接続したPS3用コントローラも使用することができます。"ePSXe"の設定も上記の通りでOK。ケーブルが少々ジャマではありますが、root化の必要もなくお手軽にできるので、興味のある方はお試しアレ。
※1
このエラーは、USBメモリからROMを読み込む設定になっているのにUSBメモリがマウントされていない場合に出現する様子。なので、環境を元通りにすれば回避できます。
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