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[Nexus7] 充電専用アダプタを試してみる

2013年3月16日  2013年5月5日 
ケーブルタイプが自作品先日モバイルバッテリ(TBF B030-4)を"Nexus7"で試した際、"とりあえずの充電専用ケーブル"を作って使用したのですが、純正充電器よりも少々充電時間が増える結果となりました。

これが、テキトーに作ったケーブルが原因なのか、それともモバイルバッテリ自体の特性なのかを確認すべく、まじめに作ったケーブルでテストしてみることに。

ついでに、オーダーしていた充電専用アダプタも到着しましたので、こちらも合わせてチェックしてみたいと思います。

まずは、自作の充電専用ケーブルからご紹介。今回は、素材としてまともそうなケーブルを用意しました。片方はそのケーブルに付いていたUSB Aコネクタをそのまま使用し、反対側にはUSB Aのメス コネクタを新たに取り付けました。

形状こそケーブルそのものですが、使用感としては変換アダプタに近いアイテム。ケーブルとしてそのまま使えるタイプはそれなりに便利なのですが、間違えて使うとトラブルの原因になりそうなので、今回はアダプタタイプとしてみました。ちなみにUSB A メスのコネクタはeBayにて手配したモノ。

結線自体は先の自作ケーブルと同様データ線("D+"と"D-")を、メスのコネクタ側でショートさせています。素材として使ったUSBケーブルにはシールドも装備されていたので、金属ケースへのハンダ付けも実施。仕様的にはバッチリな雰囲気です。

続いて市販の充電専用アダプタを見てみます。こちらもeBayにて手配したモノ。リンク先をご覧いただければ分かるのですが、これはGalaxy Tab(GT-P1000)向けの製品となっておます。事前の調査では「どうやら"Nexus7"でも使えるらしい」ことが分かっていたので購入してみた次第で。

自作は少々面倒かもモノが届いてみたら比較的簡単にバラせる構造だったので中を見てみました。向かって左側がメス(デバイス側)、右側がオス(充電器側)のコネクタとなっております。

調べたところ、データ線がショートしているのに加え、そのショート部分から33kΩの抵抗器を通してVcc(+5V)へ、同様にショート部分から10kΩの抵抗器を通してGNDへと結線されております。

噂によると、この回路によって給電する側が大容量の電流を流せることを給電される側のデバイスに知らせる、というUSBの仕様なのだとか。なので"Nexus7"もそれなりの体制で充電してくれるようです。

充電時間のグラフ一応、純正ケーブル+純正充電器のセットも比較対象として加え、3回分の充電時間を計測してみました。

赤が充電を示すラインなのですが、左から純正充電器、市販アダプタ、自作アダプタとなっております。いずれもケーブルには純正のモノを使用。

数字的には以下の通りとなりました。なお、スタート時の残容量がバラバラだったので、すべて30%→100%の時間をピックアップしております。

純正充電器 市販アダプタ 自作アダプタ
充電時間 2時間4分 2時間40分 2時間37分

市販/自作アダプタの時間差は誤差レベルかと思われます。ほぼ同等の時間で充電が終了しておりますので、充電専用ケーブル(アダプタ)の仕様としてはデータ線のショートだけでOKな雰囲気。"Nexus7"限定でのお話ではありますが。

また、純正充電器との比較では、TBF-B030-4の方が少々長い充電時間を必要とする様子。以前のテストでも似たような傾向が見られたので、そういう特性なのでしょう。

なお、当初の目的でもあった"とりあえずの充電専用ケーブル"との比較ですが、同条件で計測し直したところ3時間30分かかりました。充電時間の増減はケーブルの質にも左右されるのでないかと思わせる結果に。

パーツが手元にあるなら充電専用ケーブルの製作自体はさほど難しいものではありませんが、パーツを買い揃えるよりは市販のアダプタを買ってしまった方が手っ取り早いのも事実です。

特に、今回テストしたアダプタは200円以下で入手できるモノなのでなおさら。「eBayまではちょっと...」という方には、Amazon.co.jp楽天市場辺りをチェックしてみるのもよろしいかと思われます。

いずれにせよ、純正USB-ACアダプタ以外の充電器を使うのであれば1個は持っていたいアイテムであります。もちろん、給電側に余裕のある充電器での使用が大前提となるので、その点にはご注意を。



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