TBF B030-4を試してみる
特徴をピックアップすると、容量10000mAh、最大出力2.1A、USBポート×2(同時使用可能)、LEDライト機能、SDカードリーダー機能、EL(と思われる)ディスプレイ、といった感じの製品。
特にこだわってこれを選んだ訳ではなく、"Nexus7"で使えて、適当にリーズナブルなヤツ、という要件のみでチョイスしました。外観とデザインは写真の通り。ボディは金属製で、コネクタ類が付いている面と底面はおそらく樹脂製。メッキでキラキラと安っぽく輝いております。
サイズは約100mm×70mm×21mmで、重量は252g(いずれも実測)。単品だと少々重く感じますが、カバンに入れて持ち歩くなら苦にならないサイズ/重量かと。カラーは他にシルバーが選べたのですが、どうも今ひとつな雰囲気なのでブラックを選択しました。
スペック的なご紹介は早々に切り上げ、サクッと試してみます。
ターゲットは、もちろん"Nexus7"。バッテリ残量が30%の状態で"TBF B030-4"による充電をスタートしました。ちなみに使用したのは純正のUSBケーブル。
結果は、こちらのグラフの通り。フル充電までに5時間47分を要しました。
純正ACアダプタ+純正USBケーブルの場合、約3時間で終了するので、倍近く時間がかかったことになります。これは"Nexus7"の特殊な充電仕様に起因する問題と思われます。
USBの"D+"と"D-"とがショートしている場合、AC接続としてフルパワーで充電。そうでない場合はUSB接続とみなし、電流を制限するというアレ。この仕様は"Nexus7"に限られたモノではなく、kindleを始めとしたタブレット端末では結構使用されているようです。
この問題を回避するためのアダプタなども販売されているようですが、あいにく手元にないので、急遽充電専用ケーブルを作ることに。
こんなこともあろうかと、eBayにて入手しておいたUSB microBコネクタ(ケース付き)が役立ちました。これと、手元に転がっていたどうでもいいUSBケーブルを切断して使います。
作業は単純明快。Vcc(+5V)とGNDは通常通りに結線し、コネクタ内で"D+"と"D-"をショートさせるというモノ。
一般に、USBケーブルでは赤、黒、緑、白と4色のコードが使用され、それぞれVcc、GND、"D+"、"D-"に割り当てられることが多いようです。が、規格で決っている訳ではないので、きちんと確認することをお忘れなく。
急場しのぎの品なので、仕上げは適当です。コードをハンダ付けしてホットメルトで固めただけ。写真はケースを開いた状態ですが、完成品はちゃんと両方のケースパーツを使用したコネクタ形状となっております。
ということで、この充電専用USBケーブルを使って再度充電してみます。条件は前回と同一。バッテリも一応充電し直しました。
今回は3時間27分で充電完了。純正セットの充電時間(約3時間)よりも少しだけ長くなりました。
これが"TBF B030-4"の特製なのか、シールドも入っていないような安っぽいヤツを素材として作成したケーブルが原因だったのかは、現在のところ不明であります。
近日中にまともなケーブル(またはアダプタ)を製作して、もう一度試してみたいと思います。
"TBF B030-4"側の残量ですが、"Nexus7"を30%→100%まで充電してもインジケータがひとつ減るだけでした。詳細は不明ですが51%~75%の残量はある様子。同じ条件(30%からの充電)なら、少なく見積もってもあと1回分は行けそうな雰囲気です。
ちなみに、"TBF B030-4"の購入先はAmazon.co.jp。お値段はこんな感じとなっております。他にも同シリーズで15000mAhや20000mAhのモノあるので、興味のある方はチェックしてみるのがよろしいかと。
***Edit***
その後、"Nexus7"のバッテリ残量が25%になったので、上記テスト後の状態で続けて充電してみました。100%までに要した時間は3時間41分で、インジケータは残量25%以下を示す点灯となりました。
よって、"Nexus7"のみで使用する場合、30%~25%からのスタートであれば2回フル充電できることになります。一桁台からのフル充電だと2回は難しいかも。といった感じの容量であると思われます。
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