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[Ray] Xperia Rayを試してみる

2013年4月29日  2013年5月5日 
ホームまわりを少しいじってみた
唐突に小さなAndroid端末が欲しくなって今更ながら買ってみました"Xperia Ray"。docomoブランドのSO-03Cであります。

小型携帯端末的に使用するか、それともバッテリがヘタってきたガラケーの代替電話機として使用するかは決めていないのですが、ひとまずWi-Fi運用で感触を確かめてみることに。

実機を手にしてみると確かにコンパクトです。2つ折りガラケー用ケースがそのまま使えたほど。

受話器として使用する場合も形状的な違和感はありません。もちろん、その分画面も小さく表示範囲も狭い訳ですが、割り切って使うなら全然OKでしょう。

ただし、スペック的にはシングルコア1GHz動作のQualcomm MSM8255、RAM 512MB、ストレージ1GB(ユーザエリアは400MB少々)と相当にショボく、その運用にはさまざまなな工夫が求められそうな予感です。

これを選んだのは、もちろん小さくて軽い端末だったからではあるのですが、その他にも以下のようなメリットを考慮した次第です。

1)枯れた端末であること
2)グローバル機であること
3)海外でもそこそこ人気があること
4)FOMAプラスエリアが使える(可能性が高い)こと

1)~3)に関してですが、本機はすでに発売から2年が経過したモデルであり、Tipsから不都合まで、先達が残してくれたさまざまな情報を得ることができます。また、カスタムROMを始めとした改造系情報に関しては、グローバル機であることに加え、それなりの人気機種であることが重要となりますが、その点も大丈夫。

例えばxdaでは、Mini/Mini Pro/Active/Live with Walkmanといった機種と一緒のカテゴリに分類されていますが、カスタムROMやカーネルなどの開発だけは独立した"Xperia Ray Android Development"フォーラムが用意されております。

4)に関しては、電話機としての運用を考えた場合、付加機能的に欲しいポイントです。Wi-Fi運用と決めているなら本物のグローバル機であるST18i/ST18aも候補に上がってくるのですが、お手軽にFOMAプラスエリア対応を望むならdocomoブランド一択となります。

リストには上げなかったのですが、Sony Ericsson(現Sony Mobile Communications)製であることも心惹かれた点です。最近は減ってきましたが、基本的にはSONY製品大好き小僧なもので。

ちなみにカラーは、グローバル機のブラックが良さげだったのですが、電話機としての運用を考えた場合docomoブランドを選択するのがベターです。そこで、SO-03Cとして用意されている女性向けの3カラーから選択することに。

いざとなれば、外装の全とっかえという荒業もあるのですが、とりあえずは無難っぽいゴールドをチョイスしてみました。実物はキンキラキンの成金ゴールドではく、シルバー系が強めなので、落ち着いた雰囲気があります。

お約束のジェリービーンさん
その"Xperia Ray"ですが、現状はどうなっているかというと、一気にJelly Bean(Android4.1.2)まで上げてみました。

インストールしたのは、Xperiaシリーズ用のCyanogenmodを提供するFXP(Free Xperia Project)による"Xperia Ray"対応版のCM10。もちろん、中身は素のCM10となっております。

OSの使い勝手としてはNexus7で慣れているので、操作には違和感がありません。動作に関しても、多少はもたつきますが、使えないほどではありません。思ったよりは軽かったというのが正直な感想。

これなら、まだしばらくは第一線で活躍してくれそうな雰囲気です。ただ、ストレージのシステム領域が20MBほどしか残っておらず、カツカツな状態。少しダイエットする必要があるかもしれません。

なお、FXP版CM10のインストールにはブートローダのunlockが必須となりますが、今回はWotanServerを使用してみました。専用のソフトウェア(無料)に加え、メンテナンス用に用意された"Xperia Ray"のサービスポート(テストピン)を使用するunlockメソッドです。

機種ごとにライセンスを購入するパターンなのですが、代金の方は"Xperia Ray"の場合で7.99ユーロ(1000円少々)とお手頃です。

カスタマイズを重ねるうちに"Xperia Ray"が起動しなくなってしまい、物は試しとSEUS(Sony Ericsson Update Service)を使ってみたのですが、問題なく初期化が完了。

てっきりSEUSが使えなくなるものと思っていたので少々驚きました。ブートローダのunlockとしては有名なOmniusの場合1ライセンスで15ユーロ(1900円程度)なので、ちょっと得した感じであります。

とりあえず、ということでCM10を入れてみましたが、Google Mapsの現在地を示す矢印がクルクルと回転してしまう点、および電話機のサービスメニュー(#*#*7378423#*#*)が機能しない、という2つの不都合が見つかっております。

サービスメニューはともかく、Google Mapsは致命的。このままFixされるのを待つか、海外版となりますが一応純正のROMでAndorid4.0.4まで落とすかが悩みどころ。本体の機能や電話としての機能に関しては純正ROMの方が安心できるというのも、さらに悩みを深くしてくれます。

OSの機能や見た目に関してはJelly Beanの方が洗練されており、メーカー製アプリが入っていないので動作も軽快だったりします。うーむ、どうしたものか。

ということで、しばらく悩みは続きそうです。



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