[Android] Webカメラを接続してみる4
ズバリ断言したいところなのですが、相変わらずテスト環境は"Nexus7(2012)"のみであり、他の環境で検証することができません。なので、歯切れの悪い表現となっている次第であります。
今回使用するのは、"Dashcam"という無料のアプリ。名前から想像できる通り、Webカメラを接続したAndroid端末を自動車のダッシュボードカメラやリアビューカメラとして使用することを目的としたアプリです。
とはいえ、自動車専用に特化している訳ではなく、Webカメラ用のモニターとして普通に使用可能。KitKat(Android4.4)以降ではroot権限が必要となりますが、それ以前のバージョンであればroot化も不要なのだとか。
動作環境もそれほど厳しくなく、基本的にはホスト(USB OTG)機能を備えた端末であれば大丈夫。WebカメラもUVCをサポートした製品であれば使える可能性が高くなっております。
で、テスト環境ですが、端末には先に記述したように"Nexus7(2012)"を用い、OSには限りなくストックに近いKitKatをインストール。Webカメラはこちらの投稿でも使用している"Logicool C270"を用意しました。
Google Playから"Dashcam"をインストールすれば環境的にはOKですが、実際に使用するためには少々の準備が必要となります。まず、WebカメラをOTGケーブル経由で端末に接続し、そのままリブート。起動が完了すればWebカメラも有効になります。
"Dashcam"を起動すると、Webカメラが捉えた映像がデフォルトの解像度である320×240ピクセルで表示されます。
画面には左上、右上、右下に四角いボタンが表示され、それぞれ順に動画保存、静止画保存、設定となっております。
なお、3つのボタンは画面をタップすることで消すことができ、もう一度タップすると再び表示されます。少々目障りですが広告を消すオプションはない様子。どうしても、という場合には別途AdAwayなどが必要になるかと。
設定ボタンをタップすると画面が切り替わりシンプルなセットアップ画面が表示されます。ここでは、解像度、フルスクリーン表示、垂直/水平反転、Motion JPEGなどの設定が可能。画面左下のApplyをタップすると設定が有効となります。
解像度ならびにMotion JPEGはWebカメラの仕様(性能)に依存しますが、対応しているならばMotion JPEGのオプションはONにした方がよろしいかと。
今回使用した"Logicool C270"の場合、スペック上ではMotion JPEGに関する記述が見当たらないものの、このオプションを有効にすることで、はっきりと分かるくらいにフレームレートが向上し、滑らかな映像を見ることができました。
ちなみに、こちらが"Logicool C270"の映像を1280×720ピクセルで表示した際のスクリーンショット。
ボタンは消えておりますが、起動時に表示された320×240ピクセルの映像よりもきめ細やかで画角も広いのが見て取れます。
この2枚の画像はAndroidの標準機能を使用したスクリーンショットであり、アプリの静止画保存機能を使用したモノとは異なりますのでご注意を。
その静止画撮影ですが、画面右上のボタンをタップすれば、13桁の数字が名前となった画像ファイルが即座に保存されます。で、左上のボタンをタップすると動画の記録がスタートして、もう一度タップすれば停止。
なのですが、ウチの環境では録画機能が安定しません。冒頭の数秒しか記録されなかったり、倍速再生的なスピードになってしまったりと症状はさまざま。
オプションを変更してみる程度の追試はしてみたのですが原因は不明です。録画機能に期待する場合には注意が必要かも。
録画機能に関しては少々残念な結果でしたが、それ以外の機能はほとんど問題なく使用可能。しかも、無料ですべての機能が使えるのでお試しには最適です。環境的な制限もユルイので、興味のある方は是非一度お試しあれ。
***Edit***
その5を掲載しました。興味のある方はこちらから。
コメント
以前のUSBカメラアプリは他アプリとの連携は不可能でしたが、こちらのアプリは他アプリとの連携は可能なのでしょうか?
USTやツイキャス、ニコ生などの配信アプリと同時に使用できると幅が広がるのではないかと思った次第です。
他のアプリと連携できるモノは、なかなか登場しませんね。