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電気・電子工作の必需品

2011年4月23日  2011年5月3日 
黄色いグリップは細い電線用
いろいろなタイプを試してみてこれに落ち着きました。ベッセルの「ワイヤーストリッパー No.3500E-2」。

その名の通り、電線の皮膜を剥ぎ取るためのツールです。切れ味はもちろんよろしいのですが、本製品が「AWGありき」で作られているというのも気に入っている点のひとつです。なぜかAWG規格の電線を使うのが好きなんです。

対応する電線は、AWGの18/20/22/24/26/28/30となっております。また、芯線直径(㎜)および芯線面積(㎟)への換算表がグリップにプリントされており、使用穴経がひとめで判別できます。ちなみにグリップのカラーはイエローになっております。

同じシリーズとして「3500E-1」もリリースされておりますが、こちらは少し太い電線(AWG12~24)に対応した製品で、グリップはレッドになっております。

「電線の皮膜を剥ぐくらい爪切りで十分」と考え、実際にそうしていた頃もありますが、細かな工作をするようになってからは手放せないツールとなっております。

例えば、この辺この辺で使用しているジュンフロン線はAWG30の単線であり、ちょっとでもキズを付けようものなら曲げた瞬間に「ポキッ」と折れてしまいます。そんな場合でも、本ツールを使用すれば確実かつ美しく皮膜を除去できます。

おそらく一生分のジュンフロン線
こちらがそのジュンフロン線。細くて込み入った場所での配線に便利ではあるのですが、ハンダ付けがやり辛いのであまり好きではありません。

それでもコレをよく使うのは、何を血迷ったのかボビンで買ってしまったためです。そのため、普通に「より線」でやればいいような部分にも使っていたりします。話がそれてしまいました。ツールに戻しましょう。

「皮膜を剥ぐ」という機能以外にもいくつか気に入っているポイントがあります。ツール自体が薄型に作られており、収納の際にかさばらないという点、さらに保管時に刃先が露出しないようストッパーが付いている点もなかなかよろしいです。使用中はもちろん、使用後の使い勝手も考えられているという訳ですな。

あえて欠点を上げるとするなら、除去した皮膜のカスが飛んでいってしまうことが多い、という点でしょうか。そこら中にカスが散らばってしまい、あとの掃除がちと面倒です。まぁこのツールに限った話ではないと思いますが。

また、「専用ツールは高価」なのが世の常ですが、本製品は比較的リーズナブルで購入しやすく、費用対効果としてもかなり高めとなっております。

細い電線を扱う、または数多くの電線をハンダ付けする機会の多い方には強力にお勧めしたいツールです。何と言っても作業効率が物凄く上がりますので。

ベッセルの製品はホームセンターやDIYショップでも良く見かけますが、通販でのお求めなら楽天市場Amazon.co.jp辺りがお勧めです。いろいろな電線を扱うならレッドとイエローをセットで買ってしまうのも良いかもしれません。


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