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ソニケアのバッテリを交換してみる

2011年8月25日  2012年1月24日 
ソニケアの基板を正面側から見る
「バッテリがヘタリ気味」などと書いたら、本当にヤバくなってまいりました。本体のインジケータにてフル充電を確認した状態でも数回使用しただけで空になってしまいます。

そんな訳で、急ぎ交換用のバッテリを手配することに。オリジナルにはSANYOのNi-Cd電池が使用されているのですが、今回は同じSANYO製ながら、容量2150mAhのNi-MHをチョイスしてみました。

元のNi-Cdは容量1300mAhとのことなので、結構な容量アップとなります。ちなみにeBayのこちらのストアで購入しました。なお、ソニケアのモデルによりバッテリのサイズや種類が異なるため、購入にあたっては注意が必要です。

エリートシリーズで使用されているのは4/5Aサイズで、約17mm×43mmといった大きさです。これのタブ付きを入手できるなら、わざわざ海外通販する必要はありません。

タブの細さがポイントです
けれども、よく見かけるタブ付き電池には、板状の端子がスポット溶接されていることが多く、ソニケアの基板に装着するためには若干の加工が必要となります。

基板の穴はスルーホールとなっており、かなり細くしないとハンダ付けすることができません。その辺の手間を回避するため、あえてeBayで購入した次第です。

ちなみに、交換用バッテリをオーダーしたのは、日曜日の朝。それが6日後の土曜日には到着したので、海外通販としては比較的スピーディだったかも。

という訳で、サクッと交換してみました。これはお約束なのですが、バッテリ交換はメーカーが推奨しない行為です。実施する場合には自己責任で行いましょう。

基本的な分解&バッテリ交換の流れはストアの方で用意してくれているこちらのページで確認できます。なので、ここではやってみて分かったコツなどを少々。

爪は本来左右対称です(右が正常)
本体裏側にある小さなパーツを取り外す際には注意が必要です。写真では既に左側の爪が破壊されておりますが、向かって右側が正常な形状です。

こいつを外すために、中央部分に精密ドライバーなどを突っ込んでテコの原理で外そうとすると、パーツがたわんで、爪同士の間隔が狭くなってしまいます。

したがって、そのまま力をかけ続けると、写真の如くどちらからの爪を破壊するはめになります。ここは左右の短辺方向からこじるのがよろしいでしょう。

このパーツは、不用意に分解しないようにするためのロックと、置いた時の転がり防止という2つの機能しか持たないため、なくても大きな問題にはなりません。なので、ウチではこのパーツが刺さっていた穴を弾性エポキシ接着剤で埋めてしまいました。

次の難関はバッテリの取り外しです。先にも書きましたが、バッテリは基板のスルーホールにハンダ付けされているため、ハンダ吸い取り線ではかなり苦労します。無理にこじってスルーホールを抜いてしまうと、作業難易度が飛躍的に向上してしまうので注意しましょう。

こうした作業に効果を発揮するのが「はんだシュッ太郎」。これなら、簡単にハンダを除去できます。

無事にバッテリを外せたら、後は新しいバッテリをハンダ付けしてケースを戻すだけ。防水および保護のため、Oリングにシリコーングリスを塗っておくのも良いでしょう。

もし、バッテリの交換を考えているのなら、完全にバッテリがおかしくなる前に準備を始めることをお勧めします。オーダーから到着まで1週間程度必要とするため、その間に完全に使えなくなる可能性があるためです。

バッテリ交換も無事完了し、ブラシも取り寄せたので、まだしばらくはこのソニケアが現役で活躍してくれそうな雰囲気。「モッタイナイ」の精神...というのもありますが、単に分解したり修理したするのが楽しいというのが本音であります。



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