ICONIA TAB A100のフォントを変更してみる
フォントの入れ替えにはadbを使う方法など、いくつかありますが、今回は『Root Explorer』を使用してみました。
もちろん、ICONIA TAB A100だからといって特別なことをする訳ではなく、他の端末でも同じ方法でフォントの変更が可能です。
まずは、置き換える日本語フォントを用意します。今回は、「英数字」と「ひらがなカタカナ」がプロポーショナルで、「漢字」のみ固定幅となっている、『Migu 1VS』フォントを使わせていただきました。スマートかつ見やすいフォントで、半濁点が大きめにデザインされているところが、なかなかキュートです。
なお、今回は「漢字」と「かな/カナ」に関係するフォントのみ変更したため、「英数字」はシステム標準のフォントが使用されます。
『Migu 1VS』をダウンロードしてきたら、ZIPファイルから「Migu-1VS-regular.ttf」を取り出し、「DroidSansJapanese.ttf」にリネーム。このファイルをAndroid端末のストレージの適当な場所に保存しておきます。
ここからが『Root Explorer』の出番です。「DroidSansJapanese.ttf」をロングタップし、表示されたメニューから「Copy」を選択。そのまま「/system/fonts」まで移動します。しかし、いきなりペーストする訳にはいきません。その前に、リードオンリー属性の解除が必須となります。
画面上部の「Mount R/W」と表示されたボタン(図の矢印部分)をタップします。するとボタンが「Mount R/O」に変わり、その左にある文字が「r/w」に変化します。これで、リードオンリーが解除されました。
少々分かりづらい表示ですが、ボタンの隣に表示される「r/o」や「r/w」が現在の状態を示し、ボタン上の文字は「ボタンを押すとこの状態に変わります」というインジケータとなっております。
もうファイルの書き込みは可能となっているので、画面下部に表示されている「Paste」ボタンをタップすれば「DroidSansJapanese.ttf」が書きこまれます。そして、最後にもうひと手間。
コピーした「DroidSansJapanese.ttf」はパーミッションが他のフォント異なっております。これが原因でうまく動かない可能性もあるので、パーミッションを変更します。
『Root Explorer』ならパーミッションの変更も簡単。ファイル名をロングタップし、表示されたメニューから「Permission」を選択。表示されたダイアログにて図のようにパーミッションを変更します。
後は、端末を再起動すれば変更したフォントが有効となります。こんな感じで、『Root Explorer』を使えば、ターミナルからコマンドを叩くよりもお手軽にフォントを変更することができます。300円もしないアプリなので、フォント変更のためだけに購入しちゃっても後悔はしないと思われます。
***Edit***
Androidで日本語の太字を表示できるようにしてみました。興味がある方はこちらまで。
コメント
File ManagerはFile Expertを使いました。
File Expert、なかなかヨサゲな雰囲気で。今度試してみます。