フローズンヨーグルト的な氷菓を作ってみる
甘いモノは好きな方なので、夏になると良くアイスなどを食しているのですが、あまりに暑さが厳しいと、コッテリと濃厚なバニラアイスは胃にもたれる感じがして遠慮したくなります。
そんな時に台頭してくるのがフローズンヨーグルト。さっぱりとした味と冷たさが涼しさを演出してくれます。そもそもヨーグルトは好きな方で、朝食のレギュラーメンバーだったりします。
以前、市販のヨーグルトを凍らせることでフローズンヨーグルト的な何かになる、という話を聞いたことがあるのですが「ふーん、そんなもんか」と軽くスルーしておりました。
ある時ふとそれを思い出し、おもむろにカップ入りのヨーグルトを冷凍庫に移動。思い付きで実行した関係で、どの程度凍らせれば良いのかまったく分かりません。そこで、たっぷり一晩冷凍してみることに。
翌日、冷凍庫からそれを取り出してフタを開けてみると、見た目はフローズンヨーグルトのそれとはだいぶかけ離れております。まず、フタに張り付くようにホエイ(乳清)が膜状に凍っております。
それを崩して様子をうかがってみると、中身もガッツリと凍ったヨーグルトな感じ。スプーンを入れてみると、見たまんまの硬い感触です。純粋な氷ほどではありませんが、スプーンを挿し込むのは不可能。
それでは、ということでスプーンでガリガリとこそげ落とす感じで表面を崩していくと、やっと食べられる状態になりました。一口食してみると、味はフローズンヨーグルトのそれとほぼ同等。結構良い感じです。
けれども、この状態ではテンポが悪すぎます。「ガリガリ、ガリガリ、ガリガリ、ガリガリ、ガリガリ、ガリガリ、ガリガリ、ガリガリ、パクッ」という感じで、なかなか進みません。
そこでしばらく放置し、半解凍を目指すことに。時間にして15分ぐらいでしょうか。食べ方は一緒ですが、簡単に削れるのでリズミカルにスプーンが進みます。
食感もユニークで、アイスクリームのそれとも違うし、シャーベットのそれとも違う感じ。擬音にしたならば「サクサク」という表現が一番近いかも。
これに気を良くして、いくつかのブランド/フレーバーを凍らせてみたのですが、個人的に一番ヒットだったのはグリコの"朝食りんごヨーグルト"でした。
すりおろし&角切りりんごの香りと食感がフローズンヨーグルト的な部分と絶妙なマッチングを見せてくれます。りんごとヨーグルトが嫌いでないのならイチオシのブランドです。
試す場合には、食する時間を見計らっての解凍がよろしいかと。例えば食後のデザートとしてなら食前に、風呂上りに食べるなら入浴前に、冷凍庫から出して自然解凍しておきましょう。
冷凍庫に放り込むだけなので、気軽に試せるのもポイント。「凍らせたらマズくなった」ということもないハズです。なお、乳酸菌は低温に強く、凍らせても休眠状態になるだけなので、その辺の効果を期待する場合でも大丈夫そうです。
ほんのひと時ですが、味覚から涼を感じることができるフローズンヨーグルト的な氷菓。一度お試しあれ。
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