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[Android] 画面を広くしたいのだ3

2012年11月12日  2013年5月5日 
電源ボタンメニューで操作
前回はアプリでシステムバーを隠すネタでしたが、今回はカスタムROM編。

CM10(CyanogenMod 10)のNightlyビルド、ならびにこれをベースとしたカスタムROMでは、"Expanded desktop"なる機能が実装されており、これを使うことでシステムバーを隠すことができます。

使い方は簡単で、電源ボタンを長押した際に表示される電源ボタンメニューから"Expanded desktop"を選択すればOK。即座にシステムバーが消えます。再び表示させたい場合には、同じように電源ボタンメニューで"Expanded desktop"を選択するだけ。

「対応ROMを入れてるけど電源ボタンメニューにそんな項目はないぞ」という場合、設定→システム→電源ボタンメニューの"Expanded desktop"にチェックが入っているかご確認を。

ウチの環境ではCM10ベースのSmoothROMというカスタムROMを入れているのですが、この機能はデフォルトでOFFとなっておりました。

そんな"Expanded desktop"と、目的が同じである"Hide Bar(demo)"または"Hide Bottom Bar"(以降"Hide Bar"と略)と比較してみます。

まずは機能の有効化/無効化方法から。"Hide Bar"では通知領域を、"Expanded desktop"では電源ボタンメニューを使用する訳ですが、どちらも2ステップでシステムバーを隠すことができます。ただ、復元の際には、"Hide Bar"が1ステップで完了するのに対し、"Expanded desktop"では2ステップが必要となります。

また、"Hide Bar"ではタッチパネルのみで操作可能であるのに対し、"Expanded desktop"では物理ボタンを使用します。長期的に見た場合、電源スイッチの劣化が気になるところ。

壁紙も正常に表示されます
現時点でこれを取り上げるのはアンフェアな気もしますがバグに関して。

"Hide Bar"では、壁紙が正しく表示できないという不都合があります。また、システムバーの再描画後にWi-Fiレベルアイコンがグレー表示になってしまうという細かなバグも。詳しくは先の投稿をご参照され。

一方"Expanded desktop"では、問題なく壁紙の表示が可能。Wi-Fiレベルアイコンも問題ありません。

ただ、ライブ壁紙を使用した場合、画面下部に黒帯が入ってしまう(ライブ壁紙のサイズと描画領域が異なってしまう)のはどちらも一緒。特に実害はないため「これはそういうモノだ」と思った方がよろしいかも。

システムバーを隠す、という機能において使い勝手はほぼ同等なのですが、"Hide Bar"には"Ghost back button"なる機能が用意されており、システムバーを隠したままでもバックボタンを使用することができるというアドバンテージがあります。

現時点では安定性の面で"Expanded desktop"が有利な感じですが、もし"Hide Bar"のバグがフィックスされたら、使い勝手の面で逆転しそうな雰囲気。

そも、"Expanded desktop"の方はシステムのオマケ機能であり、CM10ユーザにしか恩恵がありません。すでにCM10が導入済みなら手軽に使えますが、そうでない場合ハードルが高くなるのは事実。一方、root必須ではあるものの、"Hide Bar"の方が導入は容易かもしれません。

何かの参考になりますれば。



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