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[Android] StoreJet Cloudを試してみる

2012年11月2日  2013年5月5日 
折りたたみ携帯電話程度のサイズです
Wi-FiでAndroid/iOSデバイスと接続するユニークな外付のフラッシュメモリストレージである、"StoreJet Cloud"(32GBバージョン)を買ってみました。

現時点ではさほど不自由はしておりませんが、もしかしたら足りなくなる可能性のある"Nexus7"の内蔵ストレージを拡張する、ってのが最大の目的。

NAS(Network Attached Storage)の導入も考えたのですが、今のところ他の機器で使用する予定もなく、ハード自体の値段もお高めだったので、とりあえず似たようなことができそうなコレを選んでみました。

メーカーが推奨する使い方としては、PCと接続して必要なデータ(写真/動画/音楽/文書ファイルなど)を転送しておき、Wi-Fiで接続したAndroid/iOSデバイス(最大5台)で共有する、といった感じ。

各デバイス向けに専用アプリ"StoreJet Cloud"が用意されており、Wi-Fi関連の設定が行えます。メインの機能は各種ファイルのビューワー/プレーヤーなのですが、これがあまりに貧弱で。

あらかじめ登録されたフォーマットのファイルに関してはタップするだけで再生できるのですが、それ以外、同じフォルダ内にあったとしても知らないフォーマットのファイルは表示すらされません。

ファイル管理機能的なモノも一応あるのですが、せいぜい指定ファイルをAndroid/iOSデバイスとの間でアップロード/ダウンロードしたり、削除したり、メールで送信したりするぐらい。

ちょっと残念なアプリ
PCを母艦としてファイルをコピーし、Wi-Fiで接続したデバイス間で情報を共有する。そのためのプラットフォームとしてはそれでも良いのかもしれません。

が、NAS的に使用したいと考えた場合に大いなる落胆が待っています。

それでもあえて購入に踏み切ったのは、SMBでのファイル共有が可能である(らしい)ため。これならば、ファイルシステムにマウントすることで、各種アプリからダイレクトに"StoreJet Cloud"内のファイルにアクセスできるようになるハズ。という訳で、さっそくセットアップしてみました。

なお、ここからは環境に依存する話になりますのでご注意を。大前提となるのは、システムでCIFS(Common Internet File System)が使用可能となっていること。ちなみに当方の現時点の環境は、"Nexus7"に"SmoothROM 4.0"というカスタムROMを入れ、さらにカーネルはfaux123のベータ版に入れ替えてあります。

今回の作業で必至となるのが、AndroidでSMB/CIFSのボリュームをマウント可能にするアプリ"CifsManager"。使い方は簡単なのですが設定がちと難解なので、その辺を軽くご説明。

項目はさほど多くありません
こちらが設定画面のスクリーンショット。一番上の項目にはマウントしたい"StoreJet Cloud"のアドレスを指定します。

"StoreJet Cloud"のIPアドレスは固定なので、こちらの情報(192.168.10.254/mnt1)を丸写しで大丈夫です。

二番目はマウントポイント。ここで設定したフォルダを開くと"StoreJet Cloud"の中身が表示されます。ここはお好きな場所で。お行儀の良いアプリでは/sdcard以下を参照する場合が多いので、その辺を設定しておくのが無難かも。

三番目と四番目はスルーでOK。認証は不要なので。

五盤目は重要。これを指定しないと日本語が"???????"に文字化けしてしまいます。ここも丸写し(iocharset=utf8)でOK。要するに任意で指定するのはマウントポイントだけと言う訳です。

マウント成功
最後に入力を確認して"Save Share"ボタンを押せば設定が保存されます。メインの画面に戻ると、設定したアドレスとマウントポイントがリストアップされております。

これをクリックしてマウントを実行。画面中央下部に"The share has been mounted successfully."と表示されればOKです。

ちなみにアンマウントは、リストを長押ししたメニューの"Unmount"か、画面下部のメニューにて"Unmount all"を実行するだけ。もし、アンマウントできない旨のメッセージが表示されたら、"StoreJet Cloud"内のファイルを参照しているアプリを終了させてから再びアンマウントを実行してみましょう。

ちゃんとマウントでき「これでバリバリだぜ」と思っておったのですが、世の中そう上手くは行かない模様。

動画系アプリや音楽系アプリなどで"StoreJet Cloud"内のファイルを直接再生できるのはもちろん、ファイル管理アプリでも問題なくファイル/フォルダ操作が行えます。

けれども、いくつかのアプリで不都合が。例えばTitaniumBackupでは、なぜか容量が足らないと言われてバックアップが中断してしまうし、Maps (+)という地図アプリでは何かのファイルが開けないらしくエラーが出てしまいます。

"StoreJet Cloud"の仕様に由来するのか、環境的な問題なのかまでは突き詰めておりませんが、まだ「どうにかマウントできました」のレベルなので、いろいろと試してみる予定。この辺はトリッキーな使い方をしているので仕方のない話であります。

ちなみに価格的なところですが、Amazon.co.jpではこんな感じ、楽天市場ではこんな感じとなっております。興味のある方はぜひ。



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コメント

匿名 さんのコメント…
StoreJet Cloudはfwがver upしました。
もし古いのであればUPすると改善するかもしれません。
WHMaster さんの投稿…
新しいファームウェア(v1.3)は導入済みなのですが、残念ながら改善は見られません。とは言え、"StreJet Cloud"だけの問題でもなさそうなので、じっくりと取り組んで行きたいと思っております。

exFAT対応は嬉しい変更だったので、サクッとフォーマットし直しましたが。

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