[Nexus7] 極小microSDカードリーダーを試してみる
2013年9月28日
2013年9月28日
当初の予定よりは少々(かなり?)遅れましたが、投資に対する報酬として用意された成果物が無事到着しました。
もっと手作り感あふれるパッケージを想像していたのですが、さすがに製品開発企画の成果だけあって、立派なパッケージとなっております。箱に収められているのは、microSDカードリーダー本体、変換アダプタ、ナスカン、Wリングの4点。
変換アダプタはUSB micro B→USB Aとなっており、microSDカードリーダーをPCに接続して使用することができます。あまり見かけない変換アダプタなので、標準で付属するのは高感度アップのポイントです。
本体はとても小さく、すぐ行方不明になりそうなので派手めのオレンジをチョイスしました。筐体はプラスチックの素材感まるだしの仕上げとなっており、お世辞にも高級感があるとは言えません。機能とは無関係ですが、どうせなら表面仕上げにもこだわって欲しかったところです。
また、キャップにも穴が用意されており、外した際にナスカンなどに通しておけばうっかり失くしてしまうこともありません。なかなか良く考えられております。
これはキャップを装着した状態ですが、キャップを外せばさらにコンパクト感が増します。キャップはカチッと小気味良くはまり、簡単に外れることはありません。
ということで、実際に動作をチェックしてみます。なお、今回はCyanogenMOD 10.1.3をインストールした"Nexus7(2012)"を使用しました。このカスタムROMではOTGが標準でサポートされており、USBメモリなどを装着するだけでマウントされるようになっております。
本体のmicroSDカードスロットにカードを挿入し、"Nexus7(2012)"に接続。カードリーダーには青色LEDによるインジケータが内蔵されており、通電時に点灯、メモリへのアクセス時に点滅して状態を知らせてくれます。
インジケータは、microUSBコネクタの根元部分の透明樹脂をから漏れてくる光を見る形となります。このため、青色LEDありがちな眩しさを感じません。さらに、表と裏のどちらから見てもインジケータの点灯/点滅を確認できるのもポイント。microUSBポートが裏返しの"Nexus7(2012)"だけにありがたみを感じます。
インジケータの点灯を確認したら、完全にマウントされるよう一呼吸置いてから適当なファイル管理アプリをオープン。対象ディレクトリをチェックしてみると、普通にmicroSDカードの中身が見えます。
もちろん、読み書きも問題ナシ。"設定"→"ストレージ"内にあるシステム標準のアンマウント機能を使用すれば、サクッとアンマウントされます。当たり前の話ではありますが、ソフトウェア的な使い勝手は一般的なSDカードリーダーとまったく同じになっております。
本体はコンパクトにまとまっており、OTGケーブルがブラブラすることがないため"Nexus7(2012)"の取り回しはとっても良好。けれども、装着したままの持ち運びはUSBポートを痛める可能性があるので注意が必要です。
おおむね満足できる製品ではあるのですが、気になる点も少々。microSDカードがしっかりとホールドされるのは良いのですが、あまりにタイト過ぎて取り出しの際に苦労します。また、キャップが装着しづらく、少しでも斜めになっているとうまくはまってくれません。
キャップの方は慣れれば何でもありませんが、microSDカードの取り出しは慣れで解決することはなさそう。microSDカードを頻繁に入れ替えるリーダーライター的な使い方でなく、microSDカードを固定してUSBメモリ的に使うのがよろしいかもかもしれません。
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