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[Nexus7] MultiROMを手軽に導入してみる

2013年11月15日  2013年11月15日 
MultiROMのブートメニュー
1台の"Nexus7(2012/2013)"および"Nexus4"で複数ROMの切り替えを可能にするMultiROM。目的別に異なるROMを使い分けたり、お試しでカスタムROMをインストールしたりする場合などに便利なアイテムです。

その導入にはターミナルエミュレータからのコマンド入力が必須でした。が、先日アプリ内から手軽にインストール/更新が行える"MultiROM Manager"が公開されたのでさっそく試してみることに。

なお、ここでは"Nexus7(2012)"を使用した場合の説明となっておりますので、他の機種の場合はご注意くだされ。

また、インストールがお手軽になったとはいえ、間違った使い方をしたりすると端末が文鎮化する可能性もあったりするので、利用の際には自己責任でひとつよろしくお願いしたく。

まずは"MultiROM Manager"のインストールですが、こちらはPlayストアからダウンロードするだけでOK。"MultiROM Manager"アプリを起動すると、以下の画面が表示されます。画面下部にある"Install"ボタンを押せば、MultiROM本体と対応リカバリのインストールが開始されます。

ワンタッチでインストール
作業の途中でリブートを促されるので、これに従って進めると自動的にスクリプトが実行されて自動的にリブート。

その後の起動シーケンスにて、Googleロゴの次に見慣れぬカウントダウン画面が表示されます。これがMultiROMへの入り口。

すなわち、この画面を確認すればインストールは完了ということになります。カウントダウン中に画面画面をタップすると、MultiROMのブートメニューが表示されます。けれども、MultiROMのインストール直後はすることがありません。なので、カウントダウンのまま放置して現在使用中のROMを起動させます。

なお、うっかりタップしてブートメニューが表示されてしまった場合には、そのまま画面右下の"Boot"ボタンを押せば問題ナシ。

続いては、切り替え用のROM(セカンダリROM)のインストールなど。以降はカスタムリカバリであるTWRP(MultiROM対応版)での作業となります。

トップメニューからMultiROMにアクセス可能
ここではTWRPのユーザインタフェースとして、デザインが美しく、整理されたメニュー構成が分かりやすい"Holofied Theme"(MultiROM対応版)を使用しています。一般的なTWRPとはメニュー構成が異なりますのでご注意くだされ。

なお、"Holofied Theme"に関してはこちらの投稿で取り上げておりますのでご参考まで。

で、こちらが"Holofied Theme"版のトップメニュー。セカンダリROMのインストールや管理を行う場合には、ズラリと並んだメニューから"MultiROM"をチョイスします。

なお、MultiROMにおいては、普段使いのROMを"Internal"と呼び、切り替え用のモノをセカンダリROMと呼びます。初めてMultiROMをインストールした場合には、その時点で使用していたシステムが自動的に"Internal"となります。

"Internal"に対する変更やバックアップなどの操作は、必ずTWRPのトップメニューから、セカンダリROMの変更やバックアップなどの操作は、必ず"MultiROM"メニューから実行しなければなりません。最初は混乱しがちなので一応の注意喚起ということで。

ROMの追加はこちらから
こちらが"MultiROM"メニュー。タブで機能を切り替えることができます。最初に表示されるのがセカンダリROMの追加を行う"Add ROM"機能。

その隣の"Manage ROMs"は、インストール済みのセカンダリROMを管理する機能。リネームやバックアップ、削除などの操作が行えます。

"Inject"は"Internal"にROMをインストールした場合に必要となる処理ですが、最近のバージョンでは自動的に適用されるようになったため触る必要はありません。

セカンダリROMを追加するには、"Add ROM"にてタイプ(AndroidかUbuntuか)を選び、Androidの場合にはカーネルを共有するか否か、そしてインストールする場所(内部メモリ/外部記録メディア)を選択して"Next"ボタンで次へ。

続いて、ソースを選択します。ここでは、一般的なFlashableなzipファイルに加え、TWRPのバックアップファイルからのリストア、ADB Sideloadの実行から選択が可能。例えば、zipファイルを使用する場合なら、"ZIP file"をタップして対象となるファイルを選択してインストールすればOK。

これでセカンダリROMとして使用できます。ROMを切り替えるには、起動時のカウントダウンで画面をタップしMultiROMのブートメニューへ。起動したいROMにチェックを入れ、"Boot"ボタンをタップすれば選んだROMが起動します。本投稿の冒頭にある画像がブートメニューとなっております。

なお、MultiROMそのものを削除したい場合には、xdaのこちらの書き込みにアンインストーラーとしてリンクされているzipファイルをTWRPからインストールすれば、セカンダリROMも含めて綺麗さっぱり消えます。

リカバリはそのままですが、あえて書き換えなくても問題はありません。新しいTWRPがリリースされたらその時に更新すればよろしいかと。もちろん、好みで他のカスタムリカバリをインストールしてもOK。

いろいろと説明が必要なため、ものすごい駆け足で進めてしまいましたが、基本的な使い方はこんな感じ。何かの参考になりますれば。



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