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Anker PowerPort 2 Liteを試してみる

2015年12月15日  2015年12月15日 
ボディの大部分はツルテカ
これを購入するまでは、同じAnker製で2ポート20WタイプのUSB-ACアダプタを使用しておりました。ちなみに購入時のレビュー的な投稿はこちら

USBポートが逆さま配置である点を除けば、性能的には問題なく快適に使えておりました。が、先日のこと、よりコンパクトな"PowerPort 2 Lite"が発売となったので、なんとなく試してみることに。

モノの概要ですが、サイズが46mm×46mm×25mmと小さい分、出力も控えめとなっております。最大出力は2ポート合計で2.4A(12W)まで。一般的なスマホなら2台同時に、タブレットであれば1台をフルスピードで充電することができます。

特徴的な機能としては、接続された機器を判別して最適な電流を流す"PowerIQ"に加え、ケーブルなどの抵抗による電圧降下を検知して昇圧する"VoltageBoost"も搭載されております。

いずれも最近のAnkerプロダクトでは普通に搭載されておりますが、"PowerPort 2 Lite"にも手抜きなく搭載してくれたのはうれしいところ。ただ、少々気になるのが本体正面にプリントされた"PowerIQ"を示すアイコンとその囲み。

同社のプロダクトではアイコンと細線で囲んで"PowerIQ"対応ポートを示すのが慣例となっているのですが、"PowerPort 2 Lite"の場合は上段ポートのみとなっております。ひょっとすると、"PowerIQ"対応なのは上段ポートだけなのかも。

通電状態を示すLEDインジケータは内部に搭載されており、発光の様子は筐体のウィンドウを通して見ることになります。このため適度に減光され、青色LEDにありがちな目にうるさい感じもありません。

サイズもセールスポイントのひとつとなっているようですが、最小は言い過ぎかも。似たようなスペックでも例えばこんなのとかあったりしますし。

同社の2ポートUSB-ACアダプタとしては最小で間違いありませんが、以前使っていた20Wタイプと比較して驚くほどコンパクトという訳でもありません。ということで並べてみました。

20Wタイプと比較
奥行きこそかなり短くなりましたが、幅はほぼ同等、高さに至っては若干増加してます。なお、写真では寝かせてありますが、奥行き/幅/高さは、冒頭の写真のように置いた状態での表現となっております。

20Wタイプの方で気になっていたUSBポートの逆さま配置の件ですが、"PowerPort 2 Lite"ではデファクトスタンダードな向きになりました。めでたしめでたし。

コネクタの抜き挿し具合ですが、これは少々キツめ。コネクタ内部の端子が圧着気味となるため導通的にはよろしい感じですが、コネクタの着脱にはしっかりと両手を使う必要があります。

20Wタイプの方はごく普通のキツさであったため、USBコネクタの端をつまんで指先で本体を押し出すように力を入れれば、片手だけで簡単にコネクタを外すことができました。これができなくなったのはちょっと痛手。

また、ACプラグは回転させて本体内に格納できるスイング式が採用されているのですが、ACプラグにテンションをかけるためのバネが強く、引き出す際には少々苦労します。

使い勝手としては上記2点(コネクタとプラグ)がちょっとマイナスポイントかも。

計測の様子(イメージ)
さて、冒頭の概要部分でサラリと紹介した"VoltageBoost"ですが、ちょっと興味があったので軽くチェックしてみました。

実践的に確かめるのが良さそうなので、Nexus7(2012)を充電しつつ途中でUSB-ACアダプタを取り替えるという単純な方法を採用し、それぞれの電圧(V)/電流(A)/電力(W)をチェックしてみました。

充電用ケーブルには2A対応のきちんとしたモノを使用し、いずれも端末がスリープに入って充電が落ち着いた時点で数値を読んでおります。

なお、上記写真は別撮りであるため、計測時のそれとは異なる数字が見えておりますがお気になさらず。で、肝心の結果は以下のとおりとなりました。

20Wタイプ
4.99V/1.31A/6.536W

PowerPort 2 Lite
5.18V/1.54A/7.977W

両者にはハッキリと違いが現れました。わずかに昇圧するという"VoltageBoost"の効果も見て取れます。さらには電流値も向上しており、結果として"PowerPort 2 Lite"の方が1.5Wほどパワフルに。世代を重ねることで設計の最適化が進み、それが性能の向上につながっているのでしょう。

少々使い勝手の悪い部分もありますが、総合的にはなかなかの満足度が得られる製品でした。特に、2台のタブレットを同時に充電するようなヘビーな使い方をしないのであれば割とお勧め。

同社の2ポートUSB-ACアダプタとしてはコンパクトであるし、相対的に手頃な価格で購入可能。例えば、Amazon.co.jpにて運営される直販ショップではこんな感じで販売されております。

今回は、たまたま新製品である"PowerPort 2 Lite"を取り上げましたが、20Wタイプ(または同じデザインで内部のみ改修された24Wタイプ)からの乗り換えであれば、Liteではない"PowerPort 2"を選ぶのもよろしいのではないかと思われます。



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