モバイルタイプの蚊取り線香皿を試してみる
先日のこと、早急に蚊への対抗措置が必要となり、近所のホームセンターで購入してみました。その要因となったのはスマホゲームのポケモンGo。
移動ときどき停止な通常プレイなら蚊が止まるような隙は生まれにくいのですが、一定の場所に留まる場合には話が変わってきます。例えば、ルアーモジュールが仕掛けられたポケストップとの遭遇など。
そこでは、数分から最大30分の間ポケモンの入れ食い状態を堪能できるのですが、その場に留まることで蚊に食われるリスクも飛躍的に高まります。実際にカユイ思いをした人間が言うのだから間違いありません。
で、「ポケモンGoはアウトドアレジャーなのだ」と認識を改めた次第。ここで虫よけスプレーを使うのもひとつの方法ではあったのですが、トラディショナルな蚊取り線香を選んでみました。
うまくすれば殺虫効果が、悪くても忌避効果が期待できるためです。また、周囲にも効果が及ぶため、ポケストップ付近に形成されたコミュニティに対して多少なりとも貢献できるかなぁ?てな想いもあったりなかったり。
そのポケストップですが、公園内のモニュメントに設置されているパターンも多く見られます。しかも、たいがいの場合、水場や茂みが近くにあったりして蚊が好む環境とも合致します。そうした場所は要注意な訳です。
で、本題の蚊取り線香皿に関して。サイズ感がわかりにくい雰囲気ですが、実物はコンパクトで直径10cm×厚み2cm程度。素材は鋼板ですが、重量は約45gほどしかありません。
構造的には、上蓋と受け皿の2パーツ構成になっており、上蓋にはガラス繊維製のネットが、受け皿にはガラス繊維製のマットが装着されております。
ガラス繊維のネットとマットで挟み込むことで蚊取り線香をしっかりホールドするという仕掛け。もしひっくり返したとしても火の付いた蚊取り線香が飛び出してくる心配はありません。
本体にはフックが装備されており、さまざまな場所に引っ掛けることができます。もちろん平置きでの使用もOK。
移動中はバックパックに装着し、腰を落ち着ける場合には足元に置いて体全体をガードする、など状況に応じて設置場所を変えることもできます。
ただ、使用中は裏側が結構熱くなるので、熱に弱い素材と長時間密着するような設置は避けた方がよさそう。
ところで、中に入れる蚊取り線香ですが、小さな蚊取り線香皿に合わせた小巻版が販売されております。例えば金鳥ブランドなら"金鳥の渦巻 ミニサイズ"や"金鳥の渦巻S 小巻"があります。
こちらは"金鳥の渦巻S 小巻"の20巻入りパッケージとその中身。蚊取り線香自体の直径は約7cmとコンパクトですが、約3時間使えるのだとか。
ノーマルな蚊取り線香と異なるのは、微煙タイプであること、香り付きであること、そして色がチャコール系の黒となっていることの3点。
微煙に関しては直接比較した訳ではないので思いっきり主観ですが、確かに煙は少なめ。直接風が当たるなど燃焼が活発になると煙を感じますが、最初に火を付ける時などは煙が少な過ぎて燃焼状態の判別が難しいぐらいです。
香りに関しては鼻に付くキツめの匂いではなく、ほのかに香る感じ。お墓やお仏壇にお供えする、いわゆる線香っぽさは残っておりますが、個人的には嫌いではない香りです。
そして重要な効果ですが、きちんと燃焼している限り蚊に食われることはなくなりました。蚊が落ちるシーンを見た訳ではないので殺虫剤としての効果は断言できませんが、少なくとも忌避剤としては作用している様子。
電気も動力も必要とせず、ただぶら下げておくだけでOK。しかも、一度火を付けてしまえばノンストップで効果を発揮し続けるので面倒がありません。
逆に一時的な停止は難しいうえ、使用中には煙と匂いが発生するため、閉鎖的な建物への立ち入り、公共交通機関の利用、人混みへの進行は避けた方がよろしいかと。
ということで、ずっとアウトドアで過ごす前提であるなら、強力にお勧めしたいアイテムでありました。
ここで取り上げた以外にも市場にはさまざまな製品がリリースされております。それらはホームセンターやドラッグストアなどで購入できると思われますが、通販でのお求めなら楽天市場やAmazon.co.jp辺りをチェックしてみるのがよろしいかもしれません。
***余談***
ちなみに今回購入したのは、井脇製缶株式会社の"ミニ線香皿"という製品。ホームセンターの売り場で最初に金鳥ブランドの"金鳥ミニ吊り下げ式かとり線香皿 オレンジ"を見つけ、その隣に配置されていたため比べてみたのですが、表面仕上げ以外はほとんど同一。OEMかと思えるレベルです。
値段的にもこちらの方が少々安かったのと、シンプルな仕上げが気に入ってこちらを選んでみました。サイズ的にはバッチリ同じなので、金鳥ブランドの小巻蚊取り線香がそのまま使えるのもポイントです。
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