[Android] Magiskをちょっと便利に
特に"Magisk"では、腕に覚えのあるユーザによる支援ツールが公開されるなど、周辺環境が激的に変化しております。
ということで、今回はその辺を簡単にご紹介しようかと。
まずは、クイック設定パネルから"Magisk"のroot/unroot動作を制御できる"Magisk Quick Toggle"というアプリ。クイック設定パネルというのは、ステータスバーからペロンと引き下ろすことで、Wi-FiやBluetoothのON/OFFをワンタップで制御できたりするアレです。
この"Magisk Quick Toggle"はNougat(Android7.0)専用となっており、他の環境ではインストールすらできません。が、xdaの有志がMarshmallow(Android6.x)でも動くアプリ"Magisk MM Tile"を公開してくれました。未検証ながらLollipop(Android5.x)でも動く可能性があるのだとか。
ウチではまだNougatを使用していないので、"Magisk MM Tile"の方を試させていただきました。なお、こちらはいわゆる野良アプリとなりますので、ご利用に際しては自己責任でひとつよろしくお願いしたく。
このアプリは、クイック設定パネルに"Magisk"制御タイルを追加するモノであり、インストールしただけでは何も起こりません。
アプリを起動して"INSTALL TILE"ボタンを押すことによって"Magisk"制御タイルを追加することができます。そのボタンの上にある"Insert After"のリストではタイルの挿入場所を指定できますが、必須項目ではありません。
システム標準機能である"タイルを編集"の方が直感的に並べ替えられるので、ここはスルーでOKかと。
で、設置後のクイック設定パネルに現れる"root"と表記されたタイルが"Magisk"の制御用タイル。アイコンの"#"はroot状態を、"#"に斜線が引かれた状態はunroot状態を示します。で、タップするごとにこれらが切り替わるという次第。
これにより、いつでも必要な時にクイック設定パネルからroot/unnrootの切り替えが可能となります。ドロワーを開いて"Magisk Manager"アプリを起動するという手順が不要となり、流れるようなスムーズさで切り替えられるのがポイント。
なお、設置したタイルを除去する場合、アプリ内の"UNINSTALL TILE"ボタンを使用します。アプリをアンイストールする際にはご注意を。
続いては、もっとラクをしたいユーザにお勧めな"AutoMagisk"(xda)。指定したアプリの実行時に自動でunrootな状態にしてくれるというオートマチックなアプリです。
しかも、指定したアプリがフォアグラウンドで動作している時だけunroot状態となり、バックグラウンドに回るとシステムはroot状態になるというスグレモノ。
このため、unrootなアプリが動作している場合でも、ホームに戻ると自動でroot状態となり、そのままroot権限必須なアプリを起動して使うことができます。
もちろん、履歴ボタンからの切り替えにも対応しており、何も考えずにアプリを切り替えるだけで、root/unrootを制御してくれます。
さらに画期的なのが、unroot状態で実行したいアプリの指定方法。上記スクリーンショットのように、アイコン付きのリストから選ぶだけでOK。ターミナルエミュレータを操作したり、面倒なコマンドを入力する必要もなく、直感的かつ簡単に設定することができます。
そんな感じで"Magisk"で若干使いづらかった部分が改善され、機能的には個別unrootの指定が可能な"suhide"とほぼ同等に。GUIが使えるため、使い勝手としてはさらに上を行っている感じとなります。
忘れておりましたが、こちらの"AutoMagisk"もいわゆる野良アプリとなっておりますので...(以下省略)。
標準のインターフェースである"Magisk Manager"でも、問題なくroot/unrootの切り替えは行えるので、必要にして充分である。と、いえなくもありませんが、今回紹介したツールを使用すると、さらに快適になることは間違いナシ。"Magisk"ユーザには一度試してみるのもよろしいかと思われます。
コメント
Magisk MM Tileを使えるようにするにはMagiskを導入しないと無理ですか?
蛇足ではありますが、最近のMagiskでは指定したアプリのroot/unrootを自動で制御する機能が実装されており、手動で切り替える必要性はかなり薄くなっております。